高田馬場流鏑馬とは?戸山公園で見られる“馬と矢”の神事を、初めての人向けに整理しました
高田馬場駅の名前に「馬場」とあるのに、ふだん街を歩いていて馬の気配を感じることはあまりありません。 でも年に一度、戸山公園の箱根山地区では、馬が駆け、射手が矢を放つ「高田馬場流鏑馬」が公開されます。 2026年の開催日は公式発表前ですが、例年はスポーツの日の午後に行われる、新宿らしさの奥に江戸の記憶が残る行事です。
2026年の開催日は、2026年7月10日時点で公式確認できていません。最新の確定情報は、戸山公園・新宿区文化観光資源案内・穴八幡宮などの公式発表を確認してください。
2025年は10月13日(月・祝)14:00〜15:30、戸山公園 箱根山地区 アスレチック広場で開催。13:30頃から騎馬行列も行われました。
まず3秒でわかる、高田馬場流鏑馬の見どころ
水干姿の射手が、走る馬上から3つの的へ矢を放つ勇壮な神事です。
享保13年、徳川吉宗による祈願が始まりとされる、街に残る歴史の行事です。
会場は戸山公園の箱根山地区。高田馬場駅から徒歩約25分、早稲田駅・西早稲田駅の方が近めです。
基本情報|2026年は未発表、2025年の開催実績をもとにチェック
| イベント名 | 神事 高田馬場流鏑馬 |
|---|---|
| 2026年開催日 | 公式発表前。例年はスポーツの日の午後に実施されていますが、確定日は公式発表を確認してください。 |
| 直近の開催実績 | 2025年10月13日(月・祝)14:00〜15:30 |
| 会場 | 都立戸山公園 箱根山地区 アスレチック広場 |
| 住所目安 | 東京都新宿区戸山3丁目周辺 |
| 観覧 | 2025年実績では観覧無料・申込不要・当日直接会場へ。立見での観覧案内が出ていました。 |
| 主催 | 高田馬場流鏑馬保存会 |
| 後援・協力 | 2025年実績では、後援:新宿区・新宿区教育委員会・東京都教育委員会、協力:穴八幡宮・新宿歴史博物館 |
| 問い合わせ | 新宿歴史博物館 03-3359-2131(2025年案内での問い合わせ先) |
| 注意点 | 公園内・周辺一帯の混雑が予想されます。公園には駐車場・駐輪場がないため、公共交通機関利用が推奨されています。 |
当日の流れは?2025年実績で見るタイムスケジュール
2026年の詳細スケジュールは未発表ですが、2025年は午後の短い時間にぎゅっと凝縮された構成でした。 見逃したくない人は、流鏑馬の開始時刻ぴったりではなく、騎馬行列の時間も意識して動くのがよさそうです。
穴八幡宮から若松町地区を経て戸山公園まで、射手や馬が行列を組んで進む案内が出ていました。 沿道で見る場合も、歩道や交通の妨げにならないよう注意したい時間帯です。
戸山公園 箱根山地区の会場で神事が始まります。混雑を考えると、初めてなら13時台前半の到着が安心です。
水干を身に着けた射手が、約200mの馬場を走り抜けながら3つの的に矢を放つのが大きな見どころです。
終了後は公園出口や周辺道路が混みやすくなります。高田馬場方面へ歩く人、早稲田駅へ向かう人で動線が分かれます。
※上記は2025年の公式案内をもとにした実績整理です。2026年の開催内容・時刻・行列ルートは、発表後に確認してください。
名前だけだと不思議な「高田馬場流鏑馬」を、街目線で深掘り
そもそも“流鏑馬”って何を見る行事?
流鏑馬は、走る馬の上から鏑矢で的を射る騎射芸です。 高田馬場流鏑馬では、射手が装束をまとい、馬が走る勢いの中で矢を放つ姿を見ることができます。
ポイントは、ただの演武ではなく「神事」として続いていること。 スピード感、馬の足音、的へ向かう一瞬の緊張感が重なり、都心の公園で見ていることを忘れるような時間になります。
なぜ“高田馬場”で流鏑馬なの?
起源は享保13年、8代将軍・徳川吉宗が世継ぎの疱瘡平癒を祈願して、穴八幡宮に流鏑馬を奉納したこととされています。 その後、将軍家の厄除けや世嗣誕生の折に、かつての高田馬場周辺で行われていました。
現在の会場は高田馬場駅前ではなく、戸山公園の箱根山地区。 それでも「高田馬場」という地名に残る“馬場”の記憶を、年に一度だけ街の中で見られるのが、この行事の面白さです。
高田馬場駅から近い?実は“歩けるけど近道ではない”距離感
高田馬場駅から戸山公園の箱根山地区までは、公式アクセスで徒歩約25分。 「高田馬場のイベント」と聞くと駅前を想像しがちですが、会場に近いのは東京メトロ東西線の早稲田駅、または副都心線の西早稲田駅です。
ただ、高田馬場駅から歩くと、早稲田通り周辺の学生街らしさや、戸山・西早稲田方面へ空気が変わっていく感じも味わえます。 “駅から最短”を選ぶなら早稲田・西早稲田、“街歩き込み”なら高田馬場から歩く、という使い分けがよさそうです。
子連れで見るなら、気になるのは“場所取り”より安全な距離
観覧無料・申込不要の行事ですが、馬が走る神事なので、子ども連れの場合は会場での立ち位置が大切です。 前方で迫力を楽しむより、まずは無理なく見られる場所を選び、ベビーカーや小さな子の移動が周囲の妨げにならないようにしたいところ。
戸山公園は緑が多く、アスレチック広場のある公園ですが、当日は通常の公園遊びとは雰囲気が変わります。 早めに到着してトイレや退避しやすい場所を確認しておくと、親子でも落ち着いて見やすくなります。
見る前に知ると面白い、3つの注目ポイント
射手が走り抜ける馬場は約200m。長すぎないからこそ、矢を放つ一瞬に集中して見られます。
走りながら複数の的を射るため、馬の速度と射手の所作が重なる緊張感があります。
江戸の祈願を起点に、現代の新宿で受け継がれていること自体が見どころです。
行き方|高田馬場駅から行く?早稲田駅から行く?
会場の戸山公園 箱根山地区は、高田馬場駅からも歩けますが、最短ルートではありません。 初めて行くなら、公式アクセスで案内されている早稲田駅・西早稲田駅を使うのがスムーズです。
| 東京メトロ東西線 早稲田駅 | 戸山公園 箱根山地区まで徒歩約8〜10分。流鏑馬会場に向かう最寄りとして使いやすい駅です。 |
|---|---|
| 東京メトロ副都心線 西早稲田駅 | 箱根山地区まで徒歩約8〜10分。副都心線沿線から行く場合に便利です。 |
| 高田馬場駅 | 戸山公園の箱根山地区までは徒歩約25分。街歩き込みならありですが、子連れ・混雑時は早稲田駅や西早稲田駅の利用が安心です。 |
| 都営バス | 学02系統 早大正門行「馬場下町」下車 徒歩約5分の案内があります。 |
高田馬場の街と、この流鏑馬が似合う理由
高田馬場という駅名は有名ですが、駅前の印象は、学生街、ラーメン、古書、ゲームセンター、飲み屋、乗り換えの街。 そこに「流鏑馬」という言葉を置くと、少し距離があるように感じます。
でも調べていくと、この行事は“今の高田馬場”というより、“地名の奥に残っている高田馬場”に触れるイベントです。 駅前のにぎやかさから少し離れて、西早稲田・戸山方面へ歩くと、大学、神社、公園、住宅街が混ざる落ち着いた空気に変わります。 その先で、江戸の祈願に由来する神事を見る。これがこの行事の良さです。
行く前に知っておきたいこと
1. 駐車場・駐輪場はない前提で考える
戸山公園には駐車場がなく、流鏑馬開催時は公園内・周辺一帯の混雑も予想されています。 公式案内でも公共交通機関の利用が呼びかけられており、自転車での来場不可とする案内も確認できます。
2. 雨天・馬場状態に注意
2025年の新宿区案内では「馬場状態により中止の場合あり」とされています。 馬が走る行事のため、雨そのものよりも足元の状態が重要です。開催直前は公式情報を確認してください。
3. 出店イベントではなく、神事を見る行事
公式情報上、フードフェスのような出店リストや物販情報は確認できません。 食事や休憩は、高田馬場駅・早稲田駅周辺で別に考えておくと安心です。
4. 写真撮影は“安全と周囲優先”で
馬が走る瞬間は撮りたくなりますが、観覧エリアでは周囲の視界や通路をふさがないことが大切。 望遠で無理に前へ出るより、肉眼で流れを楽しむ方がこの行事らしさを感じやすそうです。
おすすめの回り方|高田馬場から歩くなら“街歩き込み”で
会場周辺は当日混雑が予想されるため、食事は駅前で済ませておくと動きやすいです。
徒歩約25分を見込んで、早めに移動。歩くのが大変な場合は、早稲田駅・西早稲田駅の利用がおすすめです。
2025年実績では13:30頃から騎馬行列。沿道で見る場合も、会場で待つ場合も、早めの行動が安心です。
会場では立ち止まりやすい場所、子どもが疲れたときに離れやすい場所を先に確認しておくと安心です。
帰りは人の流れが集中しやすい時間。カフェや神社周辺の散策と組み合わせて、少し時間をずらすのもよさそうです。
高田馬場流鏑馬のよくある疑問
2026年7月10日時点では、公式に確認できる2026年開催日は見つかっていません。 例年はスポーツの日に実施されていますが、日付・時刻・会場は必ず公式発表で確認してください。
Q. 予約やチケットは必要ですか?2025年実績では、観覧無料・申込不要・当日直接会場へという案内でした。 ただし、2026年も同じとは限らないため、開催年の公式案内を確認してください。
Q. 高田馬場駅から歩けますか?歩けますが、戸山公園の箱根山地区までは徒歩約25分です。 会場に近いのは、東京メトロ東西線の早稲田駅、東京メトロ副都心線の西早稲田駅です。
Q. 雨の日でも開催されますか?2025年の案内では「馬場状態により中止の場合あり」とされています。 馬が走る行事なので、雨天時・雨上がりは直前の公式情報を確認するのが安心です。
Q. 屋台や出店はありますか?公式情報上、出店リストやフードイベントとしての案内は確認できません。 飲食目的ではなく、神事の観覧を中心に予定を組むのがおすすめです。
一言で言うと
高田馬場流鏑馬は、駅前のにぎやかさとは別の場所にある、もうひとつの高田馬場を見に行く行事です。 馬が走り、矢が放たれる数秒のために、街の歴史が年に一度だけ立ち上がる。 そんな時間を、戸山公園の緑の中で味わえます。
この行事を575にしてみた
矢音ひとすじ
秋の風
保存しておきたい、高田馬場の“奥行き”
高田馬場は、毎日たくさんの人が乗り換え、食べ、働き、学ぶ街です。 でもその街の名前の奥には、かつて馬が走った場所の記憶があり、神事として受け継がれてきた時間があります。
高田馬場流鏑馬は、派手なフェスやマーケットとは違います。 でも、だからこそ見に行く価値があります。 いつもの駅名が、少しだけ違って見える。そんなローカルな体験を探している人に、そっと保存しておきたい行事です。
