坂の先は、まさに天空!第4回みなの天空ウルトラマラソンが皆野町で2026年9月27日開催
美の山、長瀞、秩父華厳の滝、ワイン、チーズ工房。秩父の山あいを長く走りながら、景色と土地の味をつないでいくロードレースです。最長コースは実測76.5km、累積標高1,668m。名前は軽やかでも、中身はきっちりタフです。
SNS・動画・参加記から見える、天空のリアル
過去大会の投稿を追うと、「絶景だけの観光ラン」ではないことがよくわかります。登りの厳しさ、山あいの町を走る気持ちよさ、エイドの楽しさ。確認できた実在投稿から、当日の空気を拾いました。
第4回みなの天空ウルトラマラソンの基本情報
埼玉県秩父郡皆野町大字皆野1420-1 最寄駅 秩父鉄道「皆野駅」から徒歩約8分 種目 75K(実距離76.5km)/35K/40K(実距離41.4km) 参加資格 大会当日に18歳以上で、必携装備を用意し、制限時間内に完走できる走力がある人。20歳未満は保護者の承諾が必要です。 受付 前日:9月26日(土)14:00〜17:00
当日:75K・35Kは5:00〜6:30、40Kは10:00〜11:30 申込期間 RUNNETでは2026年3月30日(月)10:00〜8月16日(日)23:59。定員到達時は期間内でも終了します。 主催 みなの天空ウルトラマラソン実行委員会
企画・運営:FunTrails合同会社
75K・35K・40K、どれを選ぶ?
| 種目 | 実距離 | 累積標高 | スタート/制限 | 定員 | 参加費 |
|---|---|---|---|---|---|
| 75K | 76.5km | 1,668m | 7:00/12時間 | 300人 | 15,000円 学割7,500円 |
| 35K | 35km | 912m | 7:00/6時間 | 100人 | 7,000円 学割3,500円 |
| 40K | 41.4km | 744m | 12:00/7時間 | 100人 | 8,000円 学割4,000円 |
学割は18〜24歳の学生が対象。大会10日前までに学生証画像の提出が必要です。申込完了後の種目変更・キャンセル・返金はできません。
距離だけを見ると35Kが入門向けに見えますが、累積標高は35Kが912m、40Kが744mです。スタート時刻や制限時間も異なるため、単純に「短い順=やさしい順」ではありません。
“天空”って、名前だけ? コースを見ると納得する理由
皆野町役場から、山の展望と町の味をつないで走る
「天空」は単なるキャッチコピーではありません。75Kと35Kは、序盤から美の山公園へ向かいます。美の山の高所から秩父の山々や街並みを望み、その後は風布、長瀞方面へ。75Kの後半と40Kでは、秩父華厳の滝、天空のおやき、秩父ワイン、秩父やまなみチーズ工房と、皆野・秩父らしい場所をつないでいきます。
都市型マラソンのように一定の街並みを駆け抜けるのではなく、登って景色が開き、下って集落へ入り、土地の食に出合う。その高低差と展望が「天空」という名前の中身です。
トレイル大会に見えて、種目はロードランニング
山を舞台にし、運営がFunTrailsであるため、トレイルランニング大会を想像する人もいるかもしれません。しかし大会案内上の種目はロードランニングです。
とはいえ、公式はコースマップやGPXの携行を必須とし、山中の誘導員は最小限と案内しています。舗装路を中心に走る大会でも、一般的な平坦ロードレースとは別物。長い登り下りへの脚づくりと、自分で進路を確認する準備が必要です。
「美味しいエイド」は観光のおまけではなく、長旅の節目
75Kには公式コース上で最大10カ所のエイドが設定されています。名称には美の山公園、風布・日本の里、秩父華厳の滝、天空のおやき、秩父ワイン、秩父やまなみチーズ工房などが並びます。
エイド内容は今後変更・追加される可能性がありますが、土地の名前がそのまま補給地点になるのがこの大会の面白さ。景色を見る場所、ひと息つく場所、次へ進む場所が、皆野の小さな観光案内にもなっています。
西武秩父駅から皆野駅までの行き方
西武線沿線から向かう場合は、西武秩父線で「西武秩父駅」へ。そこから秩父鉄道「御花畑駅」まで歩き、熊谷・羽生方面の列車で「皆野駅」へ向かうルートが基本です。皆野駅から皆野町役場までは公式案内で徒歩約8分です。
ただし75K・35Kの当日受付は朝5:00〜6:30。当日の始発だけで間に合うかは出発駅によって異なります。遠方や東京方面から参加する場合は、皆野・長瀞・秩父周辺での前泊を前提に検討するのが安心です。
車の場合は、関越自動車道・花園ICから約28km。駐車場はエントリー時の申込みが必要で、皆野町役場特設駐車場または皆野町運動公園へ事務局が配分します。応援者による路上駐車は禁止されているため、選手以外が車で追いかける観戦スタイルは避けましょう。
参加したら、1日いくらかかる?
交通費と宿泊費は出発地・予約時期で差が大きいため、まずは参加費と当日の飲食・補給を中心にした目安です。75K・35Kは早朝受付なので、前泊する場合は別途宿泊費を見込んでください。
参加費15,000円+当日の追加補給・食事約2,500円の目安。
参加費7,000円+飲食・追加補給約2,000円の目安。
参加費8,000円+飲食・追加補給約2,000円の目安。
75K参加を想定したスケジュール例
- 前日14:00〜17:00
皆野町役場で受付。周辺に前泊。 - 当日5:30
会場入り、荷物とドロップバッグを預ける。 - 6:30
開会式・ブリーフィング。 - 7:00
75K・35Kスタート。 - 12:30まで
75Kは35km地点・皆野町役場の関門へ到着。 - 17:30まで
67.6km地点・秩父やまなみチーズ工房の関門へ。 - 19:00まで
皆野町役場にフィニッシュ。荷物と計測用リストバンドを確認。
上記の金額に交通費・宿泊費・装備購入費は含めていません。18歳未満は選手として参加できないため、電卓の子ども金額は応援時の飲食代目安です。
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行く前に、数字以上に大切な準備
主な必携装備
- エントリー時に届け出た携帯電話
- 150cc以上の携帯コップ
- 各エイド出発時に300ml以上の水
- コースマップ、またはGPXを入れたスマートフォン・GPSウォッチ
- ライトと点滅ライト(75K・40K)
- マイナンバーカード(マイナ保険証)または資格確認書の原本
必携装備不足が確認された場合は失格となり、コースを走れません。また、各エイドに紙コップはありません。マイコップは「あると便利」ではなく必携です。
一方、悪天候や周辺環境などにより、コース変更・縮小・中止となる場合があります。主催者は、変更や中止がある場合、大会前日の17:00までに登録メールアドレスへ連絡するとしています。直前は公式サイトとメールを確認してください。
子連れで応援できる? 家族が知っておきたいこと
大会参加は18歳以上ですが、家族が会場やエイドで応援することは可能です。公式では、全エイドで徒歩による応援を認めています。
ただし、エイドを車で巡る応援、路上駐車、鳴り物を使った応援は禁止です。子ども連れなら、スタート・フィニッシュ地点の皆野町役場を中心に待つほうが動きやすいでしょう。75Kは最大12時間に及ぶため、家族全員が一日中会場に滞在するより、長瀞や西武秩父周辺への寄り道を組み合わせるプランも現実的です。
こんな人におすすめ
- 平坦なフルマラソンとは違う、坂のあるロードレースに挑みたい人
- 100kmより少し短いウルトラマラソンを探している人
- 秩父の景色と地域色のあるエイドを楽しみたい人
- 西武線沿線から参加しやすい山岳系ロード大会を探している人
- GPX確認や必携装備を含め、自立して長時間動けるランナー
皆野駅と大会の相性は? 街目線で見ると
ウルトラマラソンは会場が山間部にあり、駅からさらにバスや送迎車が必要な大会も少なくありません。その点、みなの天空ウルトラマラソンは、皆野駅からスタート・フィニッシュ地点まで徒歩約8分。長いレースの前後に複雑な移動を挟まずに済むのは大きな利点です。
過去参加者のレポートでも、首都圏から電車で向かえて、その日のうちに帰れる点が評価されています。一方で、75K・35Kは早朝スタート。西武線沿線からの「近さ」は、当日朝に気軽に出発できるという意味ではなく、遠方の地方大会より前泊や帰宅の組み立てがしやすい、という距離感です。
景色の中心は皆野町だけに閉じず、美の山、長瀞、秩父華厳の滝、吉田・小鹿野方面へ広がります。ひとつの町役場を基点に、周辺地域の風景と食を一本のコースでつなぐ。ランナーの一歩一歩が、秩父地域をめぐる長い観光線になる大会です。
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坂の先
空と秩父が
待っている
初参加前に気になること
Q. 初めてのウルトラなら35Kがよいですか?距離は最短ですが、累積標高は912mあり、40Kの744mより高い設定です。35Kは朝7:00スタートで制限6時間、40Kは正午スタートで制限7時間。距離だけでなく、登りへの適性、走りたい時間帯、暗くなる時間まで含めて選びましょう。
Q. 75Kは本当に75kmですか?種目名は75Kですが、公式発表の実距離は76.5kmです。同様に40Kは41.4km。ペースや補給計画は、種目名ではなく実距離を基準に組むのがおすすめです。
Q. 当日受付だけで参加できますか?可能です。75K・35Kは5:00〜6:30、40Kは10:00〜11:30です。ただし75K・35Kは早朝のため、利用する鉄道の始発時刻を必ず確認し、間に合わない場合は前泊してください。
Q. 駐車場は当日行けば利用できますか?駐車場は先着200台、整備協力費1,000円で、エントリー時の申込みが必要です。事務局が皆野町役場特設駐車場または皆野町運動公園へ配分します。
Q. コース上で迷う心配はありませんか?主催者は矢印標識、リボン、誘導員などを配置しますが、山中の誘導員は最小限です。コースマップまたはGPXデータの携行は必須。前の選手だけを追わず、分岐ごとに自分で確認することが求められます。
一言で言うと、この大会は
空に近づくほど、準備は地道に。
「天空」という言葉に誘われて調べ始めると、その奥には1,668mの累積標高、最大12時間の制限時間、マイコップやGPXといった具体的な備えがあります。
だからこそ、ゴールで見える景色は、ただの絶景では終わらないはず。西武線の先、秩父鉄道の小さな駅から始まる長い一日。気になった今のうちに保存して、秋までの練習計画にそっと加えてみてください。
