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所沢で「公衆トイレのお祭り」!? KAWAYA市2026が11/7・8開催!歩行者天国にグルメ・アートが集結

埼玉県 / 所沢市 / 池袋線 | 更新日: 2026-11-02
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TOKOROZAWA / KAWAYA MARKET 2026

2026年11月7日(土)・8日(日)

所沢・インフラスタンド周辺で「KAWAYA市 Vol.6」開催。公衆トイレから始まった、ちょっと不思議な街のマーケット。

11月の所沢で開かれる「KAWAYA市」。

食べ物が並び、音楽が流れ、作家さんの作品に出会える。ここまでは、楽しそうな週末のマーケットです。

ところが、その会場を調べてみると、意外な言葉が出てきます。

公衆トイレ。

えっ、トイレでマーケット?

しかも主催しているのは、長年、水道工事を手がけてきた会社。会場の周辺道路まで歩行者天国になり、2日間だけ食・音楽・アートが集まる場所に変わるというのです。

もちろん、トイレの中にお店がぎっしり並ぶ、という話ではありません。

この不思議な組み合わせには、ちゃんと理由がありました。

なぜ、公衆トイレがマーケットの中心に?

KAWAYA市・マーケットと公衆トイレの一筆書き風イラスト

まず、今回の主役となる場所を確かめてみましょう。

会場は、所沢市西新井町にある「インフラスタンド」。2022年8月に開設された、民間企業が運営する公衆トイレです。 [1]

誰でも無料で利用でき、ベビーベッド、休憩スペース、Wi-Fiなども備えています。

トイレなのに、休憩や通信環境まで。

どうやら、単に用を足すためだけに造られた施設ではなさそうです。

そこで、設計に携わった建築家・高橋真理奈さんと、運営会社の代表・小澤大悟さんによる2022年の対談を読むと、発想の出発点が見えてきます。

目指していたのは、公衆トイレに、人が自由に立ち寄ったり休憩したりできる場所を組み合わせること。 [2]

考えてみれば、屋外で長く過ごそうとするとき、気になるのがトイレです。

小さな子どもと一緒なら、なおさら。

そこに安心して使える設備があり、腰を下ろせる場所もあったら。立ち寄る理由は、用事があるときだけではなくなります。

人が集まる場所にトイレを付け足したのではなく、トイレを出発点に、人が集まる場所を考えた。

この順番が、面白いところです。

そして、この考えを実際のイベントへと広げたものが、KAWAYA市でした。

それなら、なぜ「インフラスタンド」という名前?

公衆トイレなら、名前も「〇〇公衆トイレ」でよさそうです。

ところが、ここは「インフラスタンド」。

インフラとは、水道や電気など、日々の暮らしを支える基盤のことです。

先ほどの設計者対談では、トイレを「生活のインフラ」、誰でも自由に集まれる場所を「街のインフラ」と捉える考えが説明されています。

さらに、気軽に立ち寄る場所のイメージとして、ガソリンスタンドも参考にしたそうです。 [2]

なるほど。燃料を入れるスタンドではなく、暮らしの途中で立ち寄れるスタンド。

名前だけ見ると少し難しそうですが、やりたいことは意外に身近です。

では、なぜ水道工事の会社が、そんな場所を造ったのでしょうか。

主催する石和設備工業は、1969年創業。水道や排水などの設備工事を通じて、地域の暮らしを支えてきた会社です。

2019年から展開している「KAWAYA-DESIGN」では、トイレの快適さやデザインに加え、その空間が持つ役割にも目を向けています。 [1]

ふだんは意識されにくい水道設備を扱ってきた会社が、今度は人が集まるための場所を考える。

その仕事の延長に、インフラスタンドがあったわけです。

マーケットは、後から思いついたの?

KAWAYA市・地図と開催日の一筆書き風イラスト

ここで、もう一つ気になることがあります。

公衆トイレができてから、たまたまイベントを開くことになったのでしょうか。

どうやら、そうではありません。

主催者が公開した第1回KAWAYA市の振り返りには、インフラスタンドの事業計画に、イベント開催の構想も含まれていたことが記されています。 [3]

そして2022年、インフラスタンドの開設から約3か月後に、最初のKAWAYA市が実現しました。

つまり、マーケットは施設の本来の考え方を形にした取り組みだったのです。

普段は道路として人が通り、施設ではトイレを使い、少し休憩する。

その同じ場所に、年に一度、飲食店や作家、音楽に関わる人たちが集まります。

新しいイベント会場を遠くに造るのではなく、街にすでにある場所の使い方を変える。

だからこそ、今回もインフラスタンドと周辺の歩行者天国が会場になるのです。

2026年は第6回。

11月7日(土)・8日(日)の10:00〜16:00に開催。入場は無料で、飲食や物販などは有料です。

7日(土)には17:00頃〜19:00の「KAWAYA夜」も予定されています。 [1]

今年は何ができる?描いた絵が、別の場所で光る?

今年のKAWAYA市では、地域の飲食店や作家、表現者によるマーケットに加え、子どもから大人まで参加できる体験企画が予定されています。

中でも気になるのが、ところざわサクラタウンと連携するアートワークショップ。

アートユニット「SIGHTRIP(サイトリップ)」と一緒に、透明なアクリル板へ蛍光塗料で絵や模様を描く企画です。

参加費は無料。

でも、面白いのは描いた後です。

参加者の作品は、11月28日(土)からところざわサクラタウンで始まる冬のライトアップ「Let It Glow -A Winter Gift-」の演出の一部として使用される予定なのです。 [1]

所沢の公衆トイレを起点としたマーケットで作ったものが、今度はサクラタウンの光の演出へ。

作品の行き先が、思ったより遠くまで広がりました。

このほか、段ボールでインフラスタンドの模型を作る工作体験、オセロ、けん玉なども予定されています。

そして、ひときわ変わった企画が「金色のトイレ」を使ったスーパーボールすくい。

金色のトイレで、スーパーボール。

ここまでくると、公衆トイレというテーマを、かなり自由に楽しんでいることが伝わってきます。

なお、個別の体験企画は実施時間や受付条件、定員などが異なる可能性があるため、参加前に主催者の最新案内を確認してください。

7日の夜だけ、もう一つのKAWAYA市が現れる

KAWAYA夜・夜のライトアップと人々の一筆書き風イラスト

土曜日の11月7日は、昼のマーケットが16時に終了した後、17時頃から「KAWAYA夜」が予定されています。

そこで登場するのが、色のある光を動かして模様を生み出す「リキッドライティング」。

さらに、カリブ海地域で生まれた打楽器・スティールパンの生演奏、飲食の提供も予定されています。 [1]

昼間は買い物やワークショップを楽しむ場所が、夕方には光と音楽を味わう場所へ変わる。

同じ施設でも、時間によって役割が変わります。

ここにも、インフラスタンドらしさが表れているようです。

なお、KAWAYA夜が開催されるのは7日(土)のみ。8日(日)は10:00〜16:00の昼のマーケットが案内されています。

そして次は、水を循環させるトイレへ?

公衆トイレからマーケットへ、そしてアートや音楽へ。

ここまででも十分に変わった施設ですが、インフラスタンドには、さらに先の計画があります。

主催者は、KAWAYA市 Vol.6の開催後、施設を「水循環式トイレ」に改修する構想を公表しています。 [1]

微生物の働きなどを使って水を循環利用し、上下水道への依存を少なくする仕組みを目指すものです。

なぜ、そこまで考えるのでしょう。

トイレは、普段の生活だけでなく、災害時にも必要になる設備だからです。

水道などが使えなくなったときにも、トイレの機能をどう維持するか。

これは、イベントとは別の話のようでいて、実はインフラスタンドの出発点につながっています。

人が安心して集まれるための設備を考える。その設備が、もしものときにも役立つものになるよう考える。

街の楽しさと、暮らしを支える仕組み。その両方が同じ場所で考えられているのです。

ただし、水循環式トイレは2026年11月1日時点では構想段階。改修内容や実施時期は今後の検討・調整によるもので、すでに完成した設備ではありません。

KAWAYA市 Vol.6|開催日・場所・料金

イベント名
KAWAYA市 Vol.6
開催日
2026年11月7日(土)・8日(日)
昼の開催時間
両日10:00〜16:00
KAWAYA夜
11月7日(土)のみ17:00頃〜19:00
会場
インフラスタンドおよび周辺歩行者天国
住所
埼玉県所沢市西新井町21-3
アクセス
西武池袋線・西武新宿線「所沢駅」から徒歩で向かえる所沢市西新井町エリア。駅からの経路は地図で確認してください。
料金
入場無料。飲食・物販などは有料。特別アートワークショップは参加無料。
主催
KAWAYA-DESIGN(有限会社石和設備工業)
問い合わせ
有限会社石和設備工業
04-2993-8108

※開催概要は2026年10月30日発表の主催者資料に基づきます。歩行者天国の範囲、交通規制、出店内容や各企画の詳細は変更される場合があります。車で向かう場合は道路規制に注意し、最新の案内を確認してください。

普段のトイレが、街を見る入口になる

最初は少し奇妙に聞こえた、「公衆トイレでマーケット」という組み合わせ。

でも、その始まりをたどると、特別なイベントのために無理やり造られた場所ではないことが分かります。

安心してトイレを使えること。少し休めること。人と出会えること。

その延長に、食べ物や音楽、工作やアートが集まるKAWAYA市があります。

11月7日・8日の2日間、いつもの道路が歩行者天国に変わったとき、見えてくるのは出店のにぎわいだけではないのかもしれません。

何気なく通り過ぎる公衆トイレにも、街の過ごし方を変える力がある。

KAWAYA市という名前を知った後なら、次に所沢で見かける公衆トイレが、ほんの少し違って見えそうです。

参考資料・出典

  1. 有限会社石和設備工業/KAWAYA-DESIGN 「公衆トイレから、まちの新しい風景を。所沢で『KAWAYA市 Vol.6』11月7日・8日開催」 2026年10月30日発表。 主催者発表資料
    開催日・時間・会場・料金・企画内容・今後の改修構想を確認。
  2. KAWAYA-DESIGN/石和設備工業 「【対談企画】インフラスタンドはこうして生まれる。トイレ野郎社長×建築家高橋真理奈」 2022年4月1日公開。 対談記事
    施設名の考え方、公衆トイレと人が集まる場所を組み合わせた設計意図を確認。
  3. KAWAYA-DESIGN/石和設備工業 「大盛況に終わったKAWAYA市vol.1。最大級の『感謝』を込めて」 2022年12月24日公開。 第1回開催の記録
    KAWAYA市の始まりとイベント開催構想を確認。
  4. KAWAYA-DESIGN/石和設備工業 公式サイト
    運営主体とトイレ事業の概要を確認。

情報確認日:2026年11月1日。
開催前の案内です。未実施の企画は主催者の発表に基づく予定として記載しています。実際の開催内容、受付条件、交通規制は最新の主催者案内を優先してください。

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記事の最終更新
2026-11-02
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公式情報や現地情報をもとに正確性の確認に努め、変更を確認した場合は随時更新します。
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