
西武園ゆうえんち駅|昭和レトロ・かわいい雑貨
昭和30年代の生地が、令和のカチューシャになっている。
西武園ゆうえんちの「ナリキリ洋品店」には、ちょっと不思議な髪飾りがあります。
昭和30年代のビンテージ生地を使ったレトロカチューシャや髪留めです。
ただ昭和風にデザインしたのではなく、昔の生地そのものを使っているというのです。[1]
でも、なぜ遊園地のお土産屋さんが、そこまで生地にこだわるのでしょう。
実は、その答えはお店の名前に隠れています。
「ナリキリ洋品店」は、昭和のかわいい雑貨を買うだけでなく、自分も昭和の街の一員になれるお店。 だから、髪飾り一つにも意味があるのです。
2026年10月24日時点の公式商品案内では、カチューシャは税込880円から。ワンピースや帽子、グローブなども紹介されています。店舗は園内の「夕日の丘商店街」にあり、買い物には遊園地への入園が必要です。[2][3]
小さな髪飾りから始まる、少し変わった昭和へのおしゃれ旅。まずは、その生地の秘密から見ていきましょう。
なぜ、わざわざ昭和30年代の生地を使うの?

カチューシャをレトロにしたいなら、今の生地で昔風の模様を作ってもよさそうです。
ところが、西武園ゆうえんちの公式紹介では、ナリキリ洋品店で扱うレトロカチューシャやレトロ髪留めについて、昭和30年代のビンテージ生地を使用していると説明しています。[1]
ここでいう「ビンテージ」は、昔の時代に作られたものを指す言葉です。
つまり、現代の昭和風プリントと、昭和の時代に作られた生地とでは、素材がたどってきた時間が違います。
昭和30年代は、1955年から1964年まで。今から60年以上前です。
小さな髪飾りに、60年以上前の素材。なかなかの時間旅行です。
ただし、当時の生地をどのように入手し、どの工房で加工しているのかまでは、今回確認した公式資料には記載されていません。すべての商品がビンテージ生地製という意味でもありません。
大切なのは、昔の素材を使ったアイテムが、今の遊園地で身につけられる形になっていること。
では、そんな髪飾りを身につける舞台は、どんな場所なのでしょう。
実は商店街も昭和生まれではない?
ナリキリ洋品店があるのは、西武園ゆうえんちの「夕日の丘商店街」です。
看板、店構え、飲食店、そして商店街で暮らしているかのような人たち。昭和の街に入り込んだような体験が楽しめます。
しかし、この商店街は昭和30年代から残っている本物の古い商店街ではありません。
2021年の西武園ゆうえんちのリニューアルに合わせて誕生した、昭和の街並みを再現したエリアです。[3]
街の設定は1960年、昭和35年。なんと、ビンテージ生地が作られた昭和30年代と重なります。
ここが面白いところです。
商店街の建物は現代に造られたもの。一方、髪飾りには、街が表現している時代に実際に作られた素材が使われているものがある。
見た目は昔、中身には本当に昔のものもある。二つの時間が、一つの街で重なっているわけです。
これは編集部の読み解きですが、ナリキリ洋品店の髪飾りには、商店街の風景と身につける人を結びつける役割がありそうです。
とはいえ、洋服を全部そろえなければ昭和になりきれないのでしょうか。
どうやら、そんな大がかりな準備は必要なさそうです。
髪飾り880円から。何を選べば昭和のかわいいに近づける?

公式の商品案内を見ると、ナリキリ洋品店のおしゃれは、頭から足元まで全部そろえることも、ワンポイントだけ楽しむこともできる構成になっています。[2]
※価格は2026年10月24日に確認した公式掲載価格(税込・各商品の最低価格)です。実際のデザイン、サイズ、商品構成、在庫や価格は変更される場合があります。
全部そろえると本格的ですが、最初の一つにはカチューシャが使いやすそうです。
たとえば、いつもの白いブラウスや無地のワンピースに、少し存在感のあるカチューシャを合わせるだけでも、雰囲気を変えられます。
服は令和、頭は昭和。それでも案外、まとまるかもしれません。
ただし、髪飾りを買っただけでは終わりません。この店が「ナリキリ」と名乗る理由は、買い物の後に見えてきます。
なぜ名前が「ナリキリ洋品店」なの?

一般的な洋品店なら、服や小物を買って帰るところです。
ところが、夕日の丘商店街では、その買ったものを身につけたまま歩けます。
公式サイトも、レトロファッションを身につけて昭和の街並みを楽しむことを提案しています。[1]
商店街には、個性的な住人たちが登場します。歌や踊りを楽しむ「ブギウギ祭」など、来園者がその場の出来事に参加できる演出もあります。[3]
ここで、買い物の意味が少し変わります。
洋品店で選んだカチューシャをつけ、昔風の看板の前を歩き、商店街のにぎわいに触れる。
誰かの昭和の写真を見るのではなく、自分自身が昭和の街の風景に入っていく。
店名の正式な命名理由までは確認できませんでしたが、「ナリキリ」という名前は、この遊び方にぴったりです。
カチューシャがお土産から、その日の体験を楽しむ道具に変わる。これが、普通の雑貨店とは少し違うところでしょう。
親子で楽しむなら? 全身おそろいより「色を一つ」
昭和ファッションと聞くと、服装を全部変えなければならないように感じるかもしれません。
でも、親子で楽しむなら、もっと気軽な組み合わせでも十分です。
親子で色を合わせる
たとえば、子どもが赤系の髪飾りを選んだら、大人も赤系の小物を一つ取り入れる。
形まで同じにしなくても、写真の中で色がつながります。
髪飾りが苦手な人は、スカーフなど別の小物で色を合わせる方法もあります。
柄物は一つに絞る
レトロ柄の髪飾りを選ぶなら、洋服は無地や落ち着いた色にしてみましょう。
髪飾りが主役になり、背景の看板や街並みとも組み合わせやすくなります。
写真を見返したとき、「何を着ていたか」が分かりやすいのもポイントです。
小さな子どもは、身につけやすさを優先
かわいい髪飾りでも、長時間つけて痛くなってしまったら、せっかくのお出かけが大変です。
カチューシャの締めつけ、ヘアピンの留まり方、飾りの重さを購入前に確かめましょう。
小さな部品のあるアクセサリーは、子どもの年齢に応じて誤飲などにも注意してください。
なお、公式の商品ページでは全商品の子ども用サイズや対象年齢までは確認できません。親子で同じものを着用できるとは限らないため、サイズや着用可否は店頭で確認するのが確実です。
買った髪飾りはどこで撮る? 昭和らしい3つの背景
髪飾りを選んだら、次は記念写真です。
夕日の丘商店街には、昭和の世界観を表現した店構えや看板が並んでいます。[3]
編集部としておすすめしたいのは、背景を詰め込みすぎず、髪飾りと街並みの関係が分かる写真を撮ることです。
- 洋品店や商店街の店先で 購入した髪飾りと、お店の看板を一緒に写す構図。最初に撮る一枚に向いています。通行や営業の妨げにならない場所から撮影しましょう。
- レトロな看板が並ぶ通りで 少し引いた位置から全身を撮ると、服装と街並みの雰囲気が伝わります。ほかの来園者が写り込む場合は配慮を。
- 喫茶ビクトリヤなどの飲食店の外観と レトロファッションと喫茶店の組み合わせは相性がよさそうです。店内や食事中の撮影は、スタッフの案内や周囲のお客さんへの配慮を優先してください。
髪飾りの形を残したいなら、真正面だけでなく、少し斜めから撮るのもおすすめ。カチューシャの幅や飾りが見えやすくなります。
また、人物だけでなく、髪飾りの細かな生地模様を一枚撮っておくのもよいでしょう。
後から見返したとき、昭和の街を楽しんだ記憶だけでなく、どんな色柄を選んだのかも残ります。
ナリキリ洋品店の場所・料金・アクセス
ここまで読むと、ちょっと髪飾りだけ見に行きたくなりますが、一つ注意点があります。
ナリキリ洋品店は、駅前の一般的な路面店ではなく、西武園ゆうえんちの園内店舗です。買い物だけが目的の場合も、原則として入園できるチケットが必要になります。
来園前の基本情報
- 店舗名
- ナリキリ洋品店
- 所在地
- 埼玉県所沢市山口2964
西武園ゆうえんち内「夕日の丘商店街」 - 最寄り駅
- 西武鉄道山口線(レオライナー)「西武園ゆうえんち駅」。駅からメインエントランスへアクセスできます。「西武園駅」とは別の駅です。
- 入園料(通常の1日レヂャー切符)
-
大人:4,900円
中高生:4,200円
小学生:3,600円
幼児(3歳〜):1,900円
※税込。2026年4月6日からの通常料金。ほかの券種や特別営業時の料金は公式サイトで確認してください。 - 商品価格の目安
- カチューシャ・ヘアアクセサリー:880円〜。商品代金は入園料とは別です。
- 営業時間・休業日
- 遊園地の営業時間および店舗営業状況に準じます。園内店舗が個別に休業する場合もあるため、当日の案内を確認してください。
- 予約
- 通常の商品購入について、公式店舗ページに専用予約の案内は確認できません。来園時の入園条件やチケット購入方法は公式情報を参照してください。
情報確認日:2026年10月24日。商品、料金、営業時間、店舗の営業日は変更される場合があります。
小さな髪飾りが、昭和の街への入口になる
最初は、かわいいレトロカチューシャを売るお店の話だと思っていました。
ところが調べてみると、そこには二つの時間が重なっていました。
昭和30年代に作られた生地を使った髪飾りと、令和に再現された昭和の商店街。
その二つをつなぐのが、髪飾りを選んで身につける、今の私たちです。
もちろん、昭和の洋服を完全に再現しなくても構いません。いつもの服にカチューシャを一つ足すだけでも、昔風の街並みを違った気分で歩けそうです。
次にナリキリ洋品店の髪飾りを見るときは、かわいい色や形だけでなく、その生地が生まれた時代にも少し注目してみてください。
頭の上の小さな飾りが、60年以上前の時間と、今日の一枚の写真をつないでいる。
そう考えると、カチューシャ選びもちょっと違った楽しみになりそうです。
参考資料・出典
以下の資料を2026年10月24日に確認しました。公式案内にある事実と、着こなし・撮影に関する編集部の提案は区別して記載しています。
- 夕日の丘商店街/西武園ゆうえんち公式。昭和30年代のビンテージ生地、レトロカチューシャ・髪留め、商店街での楽しみ方。
- ナリキリ洋品店/西武園ゆうえんち公式。販売商品、税込価格、商品の特徴、店舗所在地。
- 夕日の丘商店街・店舗と演出の案内/西武園ゆうえんち公式。昭和の街の世界観、商店街の住人、ブギウギ祭。
- 料金・WEBチケット/西武園ゆうえんち公式。入園チケットと券種。
- 交通アクセス/西武園ゆうえんち公式。所在地、電車でのアクセス。
- 園内店舗の休業日について/西武園ゆうえんち公式、2026年3月31日掲載。店舗ごとの臨時休業例。