
本を買いに来たはずなのに、店の奥で犬や猫のぬいぐるみに出会う。
西武新宿線・久米川駅南口から徒歩約1分。駅前の老舗書店「丸山書房」には、ちょっと意外な売り場があります。
名前は「&Meena(アンドミーナ)」。
犬や猫を中心に、さまざまな動物をモチーフにした雑貨を扱うお店です。しかも、書店とは無関係なテナントが入っているわけではありません。
実はここ、本屋さんの動物好きなスタッフたちが中心となって立ち上げた雑貨部門なのです。[1]
本と動物。なかなか面白い組み合わせです。
それにしても、なぜ老舗の本屋さんが動物雑貨を扱うようになったのでしょう。調べていくと、その答えは丸山書房が大切にしてきた「街の本屋さん」のあり方にもつながっていました。
&Meenaは、昭和40年(1965年)創業の丸山書房が運営する書店内の動物雑貨部門です。犬猫だけでなく、野生動物のぬいぐるみや文房具、アクセサリーなども紹介されています。場所は久米川駅南口のすぐ近く、丸山書房の店内です。[1][2]
なぜ、1965年創業の本屋さんに犬猫雑貨の店が?

まず、舞台となる丸山書房のことを知っておきましょう。
丸山書房は1965年創業。久米川駅南口のロータリーに面した商店街の入口で、長く営業を続けてきた書店です。
本屋さんといえば、小説、雑誌、漫画、参考書。そんな棚を思い浮かべますよね。
ところが丸山書房の公式サイトには、書籍やコミックだけでなく、文具、雑貨、季節商品、コラボ商品など、時代に合わせて扱う商品を広げてきたことが記されています。[1]
そして、&Meenaが生まれた直接の手掛かりも、そこに書かれていました。
中心になったのは、動物が好きな書店スタッフ。
丸山書房は公式サイトで、動物好きのスタッフを中心に書店内雑貨部「&meena」を立ち上げたと説明しています。[1]
なるほど。もともと動物雑貨の専門店が書店の中に入居した、という話ではなかったのです。
本屋さん自身が、自分たちの好きなものを新しい売り場にした。
そう考えると、書店の中に犬や猫が並んでいる理由がぐっと身近になります。
ただし、&Meenaの正確な開設年月や、当時のスタッフがどんな話し合いを経て立ち上げたのかまでは、確認できた公開資料には記されていません。
確かなのは、動物好きというスタッフの関心が、実際の売り場づくりにつながったこと。
では、その動物好きな人たちは、どんな商品を選んだのでしょうか。
犬と猫だけじゃない。本屋の奥には野生動物もいる?

&Meenaの公式サイトは、自分たちのお店を犬と猫を中心とした動物雑貨店として紹介しています。
しかし、丸山書房側の説明を読むと、もう少し範囲が広いことが分かります。
本物そっくりのぬいぐるみ、丸くてかわいらしいぬいぐるみ。そして犬猫だけでなく、野生動物まで扱っているというのです。[1]
犬猫雑貨店だと思っていたら、ずいぶん守備範囲が広い。
さらに公式サイトで紹介されている商品カテゴリーを見てみると、動物のぬいぐるみだけではありません。
- ぬいぐるみ:本物に近い姿や、かわいらしさを楽しめる動物たち
- 文房具:普段の学校生活や仕事で使えるアイテム
- アクセサリー:身につけて楽しめる小物
- インテリア雑貨:部屋や机の周りに置いて楽しむもの
- 小物入れ・生活雑貨:かわいらしさと実用性を組み合わせたアイテム
これらは&Meenaの公式サイトで紹介されている商品分野です。個別の商品や在庫は時期によって異なるため、現在の店頭にすべてそろっていることを示すものではありません。[2]
本物そっくり派? 丸くてかわいい派?
ここで面白いのは、ぬいぐるみの方向性にも幅があることです。
本物の動物に近い姿が好きな人もいれば、ころんとした形やデフォルメされた表情が好きな人もいます。
同じ猫好きでも、選ぶ猫は違うかもしれません。
&Meenaは、そうした動物のさまざまな魅力を雑貨として楽しめるお店なのでしょう。
公式サイトには、Meena(ミーナ)、Mari(マリ)、Maru(マル)という名前の動物キャラクターも登場します。[2]
ただし、各キャラクターの詳しい設定や、店名「Meena」の命名理由は公開情報だけでは確認できませんでした。
それでも、動物を単なる商品モチーフとしてではなく、親しみを感じる存在として紹介していることは、公式サイトの構成から伝わってきます。
さらに意外。本屋さんの中には地元作家の作品も?

ここまでなら、動物好きのスタッフがつくった、かわいい雑貨コーナーのお話です。
ところが丸山書房には、もう一つ気になる仕組みがあります。
「ギャラリーボックス」です。
丸山書房の公式サイトによれば、店内の雑貨コーナーには、市内や近隣のハンドメイド作家が作品を展示・販売できるレンタルギャラリーボックスが設置されています。
月ごとにクリエイターの作品が変わる仕組みとして紹介されており、地元の作り手が作品を見てもらう場所にもなっているのです。[1]
本屋の中に雑貨店。その雑貨コーナーの中に、今度は作家さんの小さな展示・販売スペース。
お店の中に、もう一つ小さなお店があるような構造です。
ここで、丸山書房が掲げる方針を思い出してみましょう。
丸山書房は、地域に根ざした書店であり続けることを大切にし、市内の作家やハンドメイド制作者とのつながりも重視しています。
そう考えると、&Meenaの存在も、少し違って見えてきます。
本を並べる棚から、誰かの好きなものや作品を紹介する棚へ。
動物雑貨とギャラリーボックスは別の取り組みですが、どちらも書店の売り場を通じて人と商品、作り手をつなぐ点で重なっています。
これは丸山書房が両者の目的を明確に同じだと説明しているわけではなく、公式に紹介された取り組みから読み取れる共通点です。
とはいえ、こうした売り場があると、普段は本屋さんに入らない人にも、新しい立ち寄る理由が生まれそうです。
それなら、なぜ本屋さんのまま続けているの?

ここまで調べると、少し不思議な疑問が生まれます。
動物雑貨を売り、ハンドメイド作品も扱い、時代に合わせて商品を増やす。
それなら、もう雑貨店として営業してもよさそうなものです。
しかし丸山書房は、自分たちをあくまで街の本屋さんとして紹介しています。
その理由を考える手掛かりが、公式サイトの書店紹介にあります。
丸山書房が掲げるのは、街の本屋さんを残したいという思いです。地域の人が気軽に立ち寄れ、初めて来る人にも利用しやすい場所を目指していると説明しています。[1]
1965年から営業を続けてきた本屋さん。
本を売ることをやめるのではなく、本以外のものも扱うことで、来店する人の楽しみを増やしている。そんな姿が公式情報から見えてきます。
書店の経営上の成果や、雑貨部門がどれほど売上に貢献しているかは確認できません。したがって、&Meenaが書店の存続を支えたと断定することはできません。
ただ、昔からある本屋さんが、昔とまったく同じ品ぞろえだけで営業しているわけではない、ということは確かです。
本屋さんであり続けることと、売り場を変えていくこと。
この二つは、必ずしも反対ではないようです。
オンラインでも買える? ここは少し注意
&Meenaには、実店舗とは別に公式サイトがあります。
丸山書房の公式サイトにもオンラインショップについての案内がありますが、ここは少し確認が必要です。
&Meenaの公式サイトには、2024年11月20日付で「オンラインショップをお休みしています」というお知らせが掲載されています。[2]
そのため、2026年10月30日時点で、オンライン注文が通常どおり利用できるとは確認できません。
また、公式サイトでは新商品の開発についても案内されていますが、それだけで現在の店頭ラインアップを判断することはできません。
欲しい商品が決まっている場合や遠方から訪れる場合は、事前にお店へ問い合わせると安心です。
&Meenaはどこ? 久米川駅から徒歩約1分
お店があるのは、西武新宿線「久米川駅」の南口側。
駅前ロータリーに面した商店街の入口付近にある丸山書房を目指します。
&Meenaは独立した建物ではなく、丸山書房の店内奥にある雑貨コーナーです。初めて訪れる際は、まず書店の入口を探してください。[1][3]
- 雑貨店名
- &Meena(アンドミーナ)
- 運営店舗
- 丸山書房
- 創業
- 1965年(昭和40年)※丸山書房
- 所在地
- 東京都東村山市栄町2丁目8-1
- 最寄駅
- 西武新宿線「久米川駅」南口
- 徒歩
- 約1分
- 場所
- 丸山書房の店内
- 取扱い
- 犬猫を中心とした動物雑貨、ぬいぐるみ、文具、アクセサリーなど
- 営業時間
- 要事前確認。公開情報に差異あり。丸山書房公式の店舗情報は10:00〜20:00、&Meena公式および東村山市商工会の掲載情報は10:00〜21:00。
- 定休日
- 東村山市商工会の掲載では1月1日・2日。臨時休業等は要確認。
- 電話番号
- 042-391-0929
- 公式サイト
-
&Meena公式サイト
丸山書房公式サイト
情報確認日:2026年10月30日。営業時間は公式サイト間でも記載が一致していないため、訪問前に電話等で確認してください。商品や展示作品、オンライン販売状況は変更される場合があります。
本を探しに行く場所が、好きな動物と出会う場所にもなっていた
久米川駅前の本屋さんに、なぜ犬猫雑貨の専門店があるのでしょう。
最初は、ちょっと不思議な組み合わせでした。
けれど、調べてみると、その始まりには動物好きな書店スタッフたちがいました。
そして書店の中には、地域の作家が作品を紹介できる場所も用意されていました。
1965年創業の丸山書房が、昔からの本屋さんとしての役割を大切にしながら、商品や人とのつながりを広げてきたことも分かりました。
そう考えると、書棚の奥にいる犬や猫たちは、単にかわいい雑貨というだけではなくなります。
本屋さんで働く人の「好き」が、街の人にも届く形になったもの。
本を探して入ったお店で、思いがけず好きな動物に出会う。
そんな寄り道ができることも、街の本屋さんの一つの楽しみ方なのかもしれません。
参考資料・情報確認日
本記事は丸山書房、&Meena、東村山市商工会などが公開している資料をもとに構成しています。ekirip編集部による店舗への独自取材や実地訪問を示すものではありません。情報確認日:2026年10月30日。
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丸山書房 公式サイト
「丸山書房」「雑貨 &Meena」「ギャラリーボックス」
発行主体:丸山書房
創業年、書店の運営方針、動物好きのスタッフによる雑貨部門の立ち上げ、ぬいぐるみ、地元作家の作品展示・販売に関する情報を参照。
https://maruyama-shobo.com/
確認日:2026年10月30日 -
&Meena(アンドミーナ)公式サイト
「&Meenaについて」「アイテム紹介」「アクセス情報」「お知らせ」
発行主体:&Meena/丸山書房
取扱商品カテゴリー、キャラクター名、所在地、2024年11月20日のオンラインショップ休止告知を参照。
https://andmeena.com/
確認日:2026年10月30日 -
まちの本屋めぐり「丸山書房」
発行主体:まちの本屋めぐり
店内奥の雑貨コーナー、インド綿製品、動物のぬいぐるみ、駅からのアクセスなどを参照。
https://machihon.tokyo/bookstore/318/
確認日:2026年10月30日 -
東村山市商工会 企業検索「丸山書房」
発行主体:東村山市商工会
創業年、店舗住所、電話番号、掲載営業時間、定休日を参照。
https://shoukoukai.or.jp/search/data/1539/
確認日:2026年10月30日 -
丸山書房 公式「店舗情報」
発行主体:丸山書房
店舗住所、電話番号、営業時間10:00〜20:00の掲載を確認。ほかの掲載情報との差異について本文に明記。
https://maruyama-shobo.com/shop-information/
確認日:2026年10月30日 -
&Meena 公式「店舗情報」
発行主体:&Meena/丸山書房
運営者、所在地、電話番号、営業時間10:00〜21:00の掲載を確認。
https://andmeena.com/shop-information/
確認日:2026年10月30日
