
小学生は50円。通常の一日乗車券は一般500円・特別200円で、両方の全路線が1日乗り降り自由になります。
22日に大人が5回まで乗るなら、原則として100円ずつ払う方がお得。 6回以上なら一般500円の一日乗車券が有利です。
最終情報確認日:2026年10月21日|所沢市公式情報を確認。運行ダイヤや料金制度は変更される場合があります。
所沢市内を走る「ところバス」と「ところワゴン」。この2つの乗り物には、毎月たった1日だけ、運賃が一律で安くなる日があります。
それが、毎月22日。
大人は1回100円、小学生なら50円。市内の移動手段として、なかなかうれしい価格です。
ただ、ここで少し引っ掛かります。
なぜ22日なのでしょう。バス会社の創業記念日? 所沢市の誕生日? それとも、数字の語呂合わせ?
調べてみると、その答えは運賃の話にとどまりませんでした。
さらに面白いのが、もう一つの割引制度「一日乗車券」との関係です。
実は、乗り放題のチケットを買うより、普通に1回ずつ乗った方が安くなる日もあるのです。
01 / THE REASON なぜ毎月22日だけ100円になる?

答えは、所沢市が定めた「エコ・モビリティの日」にあります。
エコ・モビリティとは、環境への負担が少ない移動のあり方を考えること。車だけに頼らず、バスや電車などの公共交通機関も利用する暮らし方です。
所沢市は、大気汚染や地球温暖化の防止・抑制に取り組む一環として、毎月22日を「エコ・モビリティの日」に制定しました。
そして、市民が公共交通を利用するきっかけになるよう、ところバスとところワゴンの運賃を、この日に限って大人一律100円としています。[1]
なるほど。単なるセールではなく、車以外の移動手段を試してもらうための取り組みだったのです。
スーパーの特売日なら「今日は何が安いかな」と考えますが、22日は「今日は車を使わずに行けるかな」と考える日。
買うものではなく、移動の方法を変えてみる日というわけです。
ちなみに、所沢市の公式案内では環境への取り組みが制度の目的として説明されていますが、なぜ日付を「22」に決めたのか、その数字自体の由来までは明記されていません。
数字の語呂合わせなどを断定することはできませんが、毎月同じ日に設定されているので覚えやすいのは確かです。
02 / THE FARE 本当に誰でも100円?子どもや無料対象者は?

では、22日なら全員が100円なのでしょうか。
ここは、少し違います。
市の公式案内では、一般の大人と緑色の特別乗車証を持つ人は100円、小学生は50円。従来から無料の対象となっている未就学児やオレンジ色の特別乗車証を持つ人は、22日も無料とされています。[1]
| 利用者 | 毎月22日の運賃 |
|---|---|
| 大人(中学生以上) | 100円/回 |
| 小学生 | 50円/回 |
| 緑色の特別乗車証を持つ人 | 100円/回 |
| 未就学児 | 無料(所定の条件による) |
| オレンジ色の特別乗車証を持つ人 | 無料 |
例えば、一般の大人2人と小学生2人で1回乗車すると、合計300円です。
同じ条件で往復すれば600円。家族での買い物やお出かけにも使いやすい金額ですね。
ただし、「22日なら所沢を走るバスが全部100円」という意味ではありません。
対象は、所沢市のコミュニティ交通である「ところバス」と「ところワゴン」です。 一般の西武バス路線などが一律100円になる制度ではありません。
同じ所沢市内でも、乗るバスの種類には注意しましょう。
03 / TWO VEHICLES ところバスとところワゴン、何が違う?
ここで、もう一つ気になることがあります。
「ところバス」は名前のとおりバスですが、「ところワゴン」は何なのでしょう。
同じ制度が使えるなら、わざわざ2つの乗り物を用意する必要があるのでしょうか。
ところバスは、市内を結ぶ循環バス
ところバスは、所沢市内を走るコミュニティバスです。
市内各地の公共施設や駅などを結び、買い物、通院、行政手続きといった日常の移動を支えています。
一般の路線バスと同様に、決められた路線と時刻表に沿って運行する交通手段です。ところバスではPASMOやSuicaなどの交通系ICカードも利用できます。[3]
ところワゴンは、地域の細かな移動を支える車
一方のところワゴンは、バスより小さな車両を使う地域の公共交通です。
所沢市では、三ケ島地区、柳瀬地区、富岡地区などで運行しています。[4]
大きなバスだけでは対応しにくい地域の移動を、別の形で支えているのです。
つまり、ところバスとところワゴンは、ただ車体の大きさが違うだけではありません。
それぞれ異なる地域の移動を担当しながら、共通の割引制度でつながっている。
これが、2つを一緒に紹介する理由です。
ところワゴンの支払い方法に注意
ところワゴンの支払い方法は、運行地区や車両によって異なる場合があります。現金に加え交通系ICカードが使える車両もありますが、現金のみの車両もあります。
乗車前に地区別の案内を確認し、現金を用意しておくと安心です。[4]
04 / DAY PASS 500円の一日乗車券は、どこまで乗れる?

ここまで読むと、22日以外は通常の運賃を払うしかないように思えます。
ところが、もう一つ覚えておきたい制度があります。
それが「一日乗車券」です。
料金は一般500円、対象者向けの特別券が200円。
購入した当日は、ところバスとところワゴンの全路線で何度でも乗り降りできます。[2]
ここで大切なのは、バスとワゴンで別々の券を買う必要がないということ。
たとえば、ところバスで移動した後、別のエリアでところワゴンに乗り継いでも、同じ一日乗車券が使えます。
一日乗車券は、ただの運賃割引ではなく、複数の路線を組み合わせて移動するためのチケットなのです。
特別200円の対象者は?
特別券は、誰でも200円で買えるわけではありません。
所沢市の案内では、小学生、市内在住で緑色の特別乗車証または介護保険被保険者証を持つ人、対象の障害者手帳を持つ人などが含まれています。[2]
一般料金と特別料金の違いを確認したうえで購入しましょう。
購入場所は、なんと車内
さらに覚えておきたいのが、買い方です。
一日乗車券は、ところバス・ところワゴンの車内で乗務員が直接販売しています。
支払いは現金のみ。 駅の券売機で購入するタイプではありません。[2]
普段の乗車ではICカードを使っている人も、一日乗車券を買う日は現金を忘れずに。
05 / SMART CHOICE 22日は一日乗車券を買わない方がお得?
さて、ここで今回いちばん実用的な疑問です。
毎月22日は1回100円。それとは別に、一般500円の一日乗車券もあります。
では、22日に何度も乗る場合は、どちらを選べばいいのでしょう。
計算してみると、答えは意外と簡単でした。
| 大人の乗車回数 | 22日の都度払い | 一般一日乗車券 |
|---|---|---|
| 1回 | 100円 | 500円 |
| 2回 | 200円 | 500円 |
| 3回 | 300円 | 500円 |
| 4回 | 400円 | 500円 |
| 5回 | 500円 | 500円 |
| 6回 | 600円 | 500円 |
一般料金の大人で比較すると、22日は4回までなら都度払いがお得。5回で同額、6回以上なら一日乗車券が有利です。
つまり、22日の100円運賃が安すぎるために、乗り放題のチケットが必ずしも必要なくなるのです。
割引が2種類あるのに、安い方がいつも同じとは限らない。ちょっとした算数ですが、知っていると差が出ます。
小学生なら何回からお得?
小学生の場合、22日は1回50円。一日乗車券の特別料金は200円です。
そのため、3回までなら都度払い、4回で同額、5回以上なら一日乗車券がお得になります。
なお、もともと100円で乗れる特別乗車証の利用者も、一日乗車券との損得を同じように比較できます。
覚えておきたい選び方
毎月22日、大人は5回まで、小学生は4回までなら、100円・50円の都度払いで一日乗車券以下の金額に収まります。
ただし、特別な無料・割引制度の対象者は、個別の条件を優先して確認してください。
06 / HOW TO USE どんな日に使うと便利?買い物だけじゃない活用法

せっかく22日が安いなら、普段の移動を少し変えてみるのもよさそうです。
買い物や通院の往復に
まずは日常の用事です。
利用する区間にところバスやところワゴンの路線があれば、買い物、通院、公共施設への移動などで活用できます。
大人なら往復200円。車の運転や駐車場所を考えずに済むのも、公共交通を使う利点です。
普段行かない場所へ、寄り道を増やす
22日は、目的地を一つに絞らなくてもいい日かもしれません。
例えば、午前中は公共施設へ行き、帰りに別の場所で買い物をする。あるいは、市内の違う地域を見に行く。
乗車回数が増えても運賃を計算しやすいので、いつもより一つ余分に寄り道する計画も立てやすくなります。
ただし、ところバスもところワゴンも、路線によって運行本数や運行日が異なります。
行きの便だけでなく、帰りの便と乗り継ぎも確認しておくのがおすすめです。
22日以外は、一日乗車券で市内めぐり
一方、複数の路線を利用して一日かけて市内を巡るなら、一日乗車券も候補になります。
ただし、通常日のところバスは利用区間によって運賃が異なり、ところワゴンも路線や区間の条件を確認する必要があります。
「3回乗れば必ず元が取れる」と決めつけず、使う路線の通常運賃を合計して比較するのが確実です。
07 / PRACTICAL GUIDE 乗る前に確認したい料金・購入方法・注意点
ここまでの情報を、実際に利用するときのために整理しておきます。
04-2998-9192
路線図と時刻表はどこで確認する?
所沢市のホームページには、ところバスとところワゴンの路線図・時刻表が掲載されています。
特にところワゴンは地区ごとに運行情報が分かれているため、自分が利用する地区の案内を確認してください。
なお、富岡地区ところワゴンでは2026年3月1日にルート・時刻表の改正が行われています。古い案内をそのまま使わないよう注意しましょう。[4]
よくある疑問
Q.22日が土日や祝日でも100円?
市の制度は毎月22日として案内されています。特定の曜日に限定したものではありません。ただし、利用したい路線がその日に運行しているかは、必ず時刻表を確認してください。
Q.一日乗車券は事前に買える?
所沢市の公式案内では、ところバス・ところワゴンの車内販売となっています。支払いは現金のみです。
Q.西武バスの一般路線にも使える?
使えません。22日の100円運賃も一日乗車券も、所沢市が案内する「ところバス」「ところワゴン」を対象とした制度です。
Q.22日なら一日乗車券も100円になる?
いいえ。100円になるのは大人の1回ごとの乗車運賃です。一日乗車券は、一般500円・特別200円として案内されています。
08 / THE TAKEAWAY 22日は、所沢の移動を少し変えてみる日

毎月22日、ところバスとところワゴンが100円になる。
最初は、ただのお得なサービスに見えました。
しかし、その理由をたどると、車だけに頼らない暮らし方を考えてもらうための「エコ・モビリティの日」に行き着きます。
さらに、ところバスとところワゴンは異なる地域の移動を支えながら、一日乗車券という共通の仕組みでもつながっていました。
普段は車で通り過ぎる場所も、バスなら停留所ごとに違う景色が見つかるかもしれません。
そして、運賃を知っているだけで、今日は都度払いがいいのか、一日乗車券がいいのかも判断できます。
毎月22日は、単にバスが安くなる日ではなく、いつもの所沢を少し違う移動方法で見てみる日。
次の22日、近所の停留所と時刻表を一度調べてみると、思いがけず便利なルートが見つかるかもしれません。
バスで出かけた先に、もう一つの所沢を
移動の方法が変わると、立ち寄る場所も変わります。所沢駅周辺から航空公園まで、次のお出かけ先を探すなら、こちらの記事もどうぞ。
参照・確認した情報
本記事では所沢市の公開情報を優先し、制度の目的・料金・利用条件を確認しました。運行日や時刻表、支払い方法などは今後変更される可能性があります。
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所沢市|毎月22日はところバス・ところワゴンが100円で乗車できます
エコ・モビリティの日の目的、大人100円、小学生50円、無料対象者の取り扱いを確認。
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最終確認:2026年10月21日 -
所沢市|一日乗車券(車内のみで販売)
一般500円、特別200円、対象者、全路線利用可能、車内販売・現金払いを確認。
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最終確認:2026年10月21日 -
所沢市|所沢市内循環バス(ところバス)のご利用にあたって
ところバスの利用方法、乗り継ぎ、一日乗車券などを確認。
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最終確認:2026年10月21日 -
所沢市|ところワゴンのご利用にあたって
運行地区、支払い方法、乗車条件、地区別路線案内を確認。
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最終確認:2026年10月21日 -
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特別乗車証、介護保険被保険者証、障害者手帳、毎月22日の割引と一日乗車券の位置付けを確認。
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最終確認:2026年10月21日
編集:ekirip編集部|掲載している運賃・条件は確認時点の情報です。実際の利用前には、所沢市の最新案内をご確認ください。