
『終末トレインどこへいく?』の旅をたどるなら、出発点は吾野駅、目的地は池袋駅。作品公式の「HERE」に並ぶ31駅は、両端の駅を含む西武池袋線の駅です。開催日や参加申込のあるイベントではなく、自分のペースで楽しむ舞台探訪。巡礼の参加料はなく、電車代や飲食代、寄り道する施設の入場料は別にかかります。初めてなら、全区間を電車でたどり、吾野・飯能・池袋で降りる1日プランが組みやすいでしょう。
企画の位置づけ:この記事は作品公式の駅一覧をもとにした街歩きガイドです。公式主催の「31駅巡りイベント」ではありません。2024年の西武線スタンプラリーは終了しています。
点数ではなく、この場所の特徴を6方向の感覚で表しています。
交通の便利さ
吾野から池袋まで鉄道でつながる31駅を巡れます
日常の買い物
31駅共通の子連れ設備は確認できません
外食・カフェ
地域全体に共通する生活条件は確認できません
子育て環境
山あいの吾野から池袋の市街地へ景色が変わります
自然・散歩
31駅共通の地域活動情報は確認できません
地域のにぎわい
全区間を通した時間帯別の混雑データは確認できません
『終末トレインどこへいく?』の聖地巡礼は、何を巡る旅?
作品に登場する駅のつながりを、現実の西武池袋線でたどる旅です。公式サイト「HERE」では、吾野から池袋までの駅名と、物語の進行を確認できます。ただし、全31駅に公式展示や撮影スポットが用意されているという意味ではありません。shumatsu-train.com
| 作品名 | 終末トレインどこへいく? |
|---|---|
| 対象区間 | 西武池袋線・吾野駅〜池袋駅 |
| 出発点の所在地 | 吾野駅:埼玉県飯能市坂石町分326-1 |
| 開催日・開催時間 | 設定なし。列車の運行時間、各施設の営業時間に合わせて訪問 |
| 参加料・予約 | 巡礼自体の参加料・申込なし。乗車や有料施設の利用には別途支払いが必要 |
| 雨の日 | 電車中心の旅に変更可能。屋外散策は天候と運行状況を見て判断 |
| 公式企画との違い | 2024年のスタンプラリーは終了。本記事は自主的な舞台探訪の案内 |
最初に決めたいのは「何を達成したいか」。
沿線を通して乗る、駅名標を見ながらたどる、全駅で改札を出る。この3つでは必要な時間も運賃も変わります。この記事では、乗車中心の1日旅と、全駅下車を分けて案内します。
吾野から池袋まで31駅の順番は?
次の順番です。番号は吾野から数えた巡礼順で、鉄道の駅番号ではありません。公式「HERE」の駅一覧をもとに、4つの区間に分けました。「ひばりが丘」は、西武鉄道の駅名表記に合わせて「ひばりヶ丘駅」としています。
01〜06|吾野駅〜飯能駅
- 吾野駅
- 東吾野駅
- 武蔵横手駅
- 高麗駅
- 東飯能駅
- 飯能駅
出発点をじっくり歩く区間。下車前に次の列車を確認し、飯能を食事や休憩の区切りにすると予定を立てやすくなります。
07〜15|元加治駅〜所沢駅
- 元加治駅
- 仏子駅
- 入間市駅
- 稲荷山公園駅
- 武蔵藤沢駅
- 狭山ヶ丘駅
- 小手指駅
- 西所沢駅
- 所沢駅
急行などでは通過する駅があります。全駅に停車したい日は、各駅停車を基本に組み立てましょう。
16〜23|秋津駅〜練馬高野台駅
- 秋津駅
- 清瀬駅
- 東久留米駅
- ひばりヶ丘駅
- 保谷駅
- 大泉学園駅
- 石神井公園駅
- 練馬高野台駅
乗り継ぐ列車の行き先も確認。地下鉄へ直通する列車は、池袋線の終点・池袋駅へは向かいません。
24〜31|富士見台駅〜池袋駅
- 富士見台駅
- 中村橋駅
- 練馬駅
- 桜台駅
- 江古田駅
- 東長崎駅
- 椎名町駅
- 池袋駅
練馬から先も各駅をたどるなら、池袋行き各駅停車へ。駅ごとの街の表情を少しずつ拾って、目的地へ進みます。
なぜ「31駅」? 30駅ではないの?
出発する吾野駅と、到着する池袋駅を両方数えるためです。駅は31か所、その間を結ぶ区間は30。公式の駅一覧を保存して、降りた駅だけ記録すると、自分だけの巡礼ノートになります。
また、作品の世界は現実の街から大きく変化しています。実在する駅を訪ねることと、作中の風景をそのまま見つけることは別。駅名、駅舎、周囲の地形を手がかりに、現実との違いを楽しむ見方が向いています。
吾野から池袋へどう乗る? 飯能で乗り継ぐのが基本
吾野から飯能方面へ乗り、飯能で池袋方面の列車へ乗り継ぐ形を基本に考えましょう。乗り換えの有無や接続は、利用する日の時刻表で確認してください。全駅に停車する旅なら、速さよりも停車駅を優先します。
| 区間・場面 | 選び方 | 間違えやすい点 |
|---|---|---|
| 池袋方面から吾野へ向かう | 飯能経由で吾野に停車する列車を検索 | 特急で吾野に必ず降りられるとは限りません。臨時停車と通常運転を分けて確認 |
| 吾野→飯能 | 飯能方面の列車を利用 | 西吾野・西武秩父方面は、池袋へ向かう方向と逆 |
| 飯能→池袋 | 全駅停車が目的なら各駅停車を基本に | 急行・準急などは停車駅が異なります |
| 練馬付近での行き先確認 | 池袋行きを選ぶ | 地下鉄直通列車では、桜台・江古田・東長崎・椎名町をたどれません |
| ホームで写真を撮る | 次の列車に乗る余裕を確保 | 短い停車時間に撮影と乗り直しを詰め込まない |
「池袋方面」と「池袋行き」は同じではありません。途中まで同じ線路を走る列車でも、練馬で地下鉄側へ分かれることがあります。最後の駅まで物語の順にたどるなら、ホームの行き先表示を見直すひと手間が大切です。
改札を出る前に、次の1本を決める。
駅前で何分過ごせるかが分かれば、写真を急いで撮る必要がなくなります。特に吾野側では「次に来た電車で行こう」より、時刻表から逆算する回り方が安心です。
飯能で進む向きが変わるのはなぜ?
飯能駅は、池袋側と吾野側を行き来する際に進行方向が変わる、スイッチバックの形をした駅です。地図を見て「東飯能の次が飯能で合っている?」と思っても、上の駅順で大丈夫。線路の形も、沿線巡りの小さな見どころです。
1日で巡れる? 初めてなら3駅で降りるプラン
全区間を電車でたどる旅と、全31駅で下車する旅は分けて考えましょう。初回は吾野・飯能・池袋の3駅を中心にすれば、出発点の散策、昼食、到着後の街歩きを1日に組み込みやすくなります。
| 時間帯 | 過ごし方 | 時間の取り方 |
|---|---|---|
| 午前 | 吾野駅に到着。駅舎や駅前を、通行の妨げにならない場所から見る | 散策30〜60分を目安に、次の列車から逆算 |
| 昼前〜昼 | 飯能へ移動。駅周辺で昼食、必要な飲み物を補充 | 食事・休憩に45〜60分ほど確保 |
| 午後 | 池袋方面へ。全駅停車を楽しむか、気になる1駅で追加下車 | 追加下車するなら、その後の予定を詰めすぎない |
| 夕方まで | 池袋に到着。駅で旅を終えるか、東口側へ街歩き | 帰宅時間から逆算して寄り道を選ぶ |
全31駅で降りたいなら、4回の休日に分ける方法も
駅一覧のA〜Dを、それぞれ別の日に歩く方法です。連泊する必要はありません。吾野側は駅数を少なめにして散策の余白を取り、東京側は気になる商店街や飲食店と組み合わせます。
[ekirip-chart type=“bar” title=“全31駅を4回に分けるときの駅数” description=“公式の駅一覧を、記事内のA〜Dの区間に重複なく分割” labels=“A 吾野〜飯能|B 元加治〜所沢|C 秋津〜練馬高野台|D 富士見台〜池袋” values=“6|9|8|8” unit=“駅” source=“終末トレインどこへいく?公式 HEREの駅一覧をもとにekirip集計” source_url=“https://shumatsu-train.com/here/index.html” note=“区間分けは編集上の提案です。駅数は所要時間や列車本数を表すものではありません。各日の出発地から対象区間への移動は別途必要です。”]駅数が少ない日でも、列車待ちや散策で時間はかかります。全駅下車の計画は、駅数だけで均等に割らず、次の列車までの待ち時間も含めて組むのがコツです。
池袋到着後、街を眺めて旅を締めくくるなら
駅を巡ったあと、到着した街の広がりを見たい人には、サンシャイン60展望台 てんぼうパークという寄り道があります。これは作品の公式巡礼施設として紹介するものではなく、池袋での追加観光です。
池袋駅から施設への徒歩案内は約8分。西武線のホームからの移動や、館内のエレベーター待ちも考え、入場予約まで余裕を取りましょう。公式では池袋駅東口35番出口からの経路が案内されています。
| 区分 | 大人・高校生以上 | 小学生・中学生 |
|---|---|---|
| 平日 | 700円 | 500円 |
| 土日祝・繁忙期 | 900円 | 600円 |
| 最繁忙期 | 1,200円 | 800円 |
土日祝・特定日は入場制限があり、原則として日時指定の事前予約が必要です。制限解除後は予約なしで入れる場合もあります。日時指定券は来場日の7日前から購入できます。池袋 ・サンシャイン60展望台 てんぼうパーク
池袋までの到着予定が決まったら、入場枠を確認
途中下車を増やす予定の人は、到着直後の枠を選ばず移動の余裕を確保してください。対象は展望台のみで、西武線の乗車券や巡礼の参加券は含まれません。
利用日の料金、入場時間、変更・キャンセル条件を購入前に確認してください。各種割引を使う場合は、通常の日時指定券とは手続きが異なるため、施設公式案内を確認しましょう。
山の中なのに「池袋線」? 吾野は路線の境目
吾野は池袋線の終点であり、西武秩父線の起点です。山あいの駅から都市の大きなターミナルまで、同じ池袋線でつながっています。
飯能〜吾野間が開業したのは1929年9月10日。2024年の作品コラボは、この区間の開通95周年を記念した企画でもありました。吾野が物語の出発点であることに加え、鉄道の歴史とも接点があるのです。西武鉄道株式会社のプレスリリース
巡礼では、画面と同じ場所を見つける楽しさに目が向きがちです。でも、この作品なら「駅が変わると、街の空気も変わる」という移動そのものも主役。吾野で足を止め、飯能で一息つき、池袋の人の流れに戻る。そんな現実の変化を味わう回り方も似合います。
料金はいくら? 「途中下車の回数」で電車代が変わる
吾野から池袋までの片道運賃だけで、31駅を自由に乗り降りできるわけではありません。西武鉄道の普通乗車券は、有効区間の途中で改札の外に出ると、残りの区間が無効になります。ICカードで区間ごとに乗る場合も、その都度の乗車区間に応じた運賃が必要です。seiburailway.jp
| 費用 | 考え方・目安 |
|---|---|
| 巡礼の参加料 | なし。自分で駅や街を訪ねる旅です |
| 交通費 | 出発地→吾野、途中下車する各区間、池袋→帰宅先を分けて計算 |
| 昼食 | 大人1人1,000〜1,500円を仮置き |
| 飲み物・休憩 | 大人1人500〜1,000円を仮置き |
| 大人1人の現地予算 | 飲食中心なら1,500〜2,500円+交通費。展望台などは別途 |
| 友人2人の現地予算 | 同じ想定で3,000〜5,000円+2人分の交通費 |
フリーきっぷを買ったほうが安い?
下車回数によって変わります。まず乗る区間を並べて通常運賃を合計し、利用日に発売されている企画乗車券と比較しましょう。「フリーきっぷ」という名前でも、自由に乗り降りできる区間は券ごとに異なります。
施設入場券やバスがセットになった商品もあるため、使わない特典を含めて安いと決めつけないことが大切です。対象区間、購入資格、有効日、特急料金の扱いまで確認してください。
子連れ・雨の日・撮影で気をつけたいこと
子連れは「乗る駅数」より「降りる回数」を少なく
子どもと一緒なら、吾野の駅前散策と飯能での食事など、目的を絞ると休憩を取りやすくなります。31駅制覇を優先せず、疲れたら途中で切り上げる前提にしましょう。
ベビーカーの経路、トイレ、おむつ替え設備は駅ごとに異なります。利用する駅の構内図とバリアフリー情報を事前に確認してください。
雨の日は車窓中心へ切り替える
小雨でも屋外の撮影は足元に注意。大雨や強風の日は運行情報を確認し、山側の散策を短くするか、別日に変更します。線路沿いを駅から駅まで歩く計画にはしないでください。
駅前の短い散歩にも、歩きやすい靴を
階段の移動や立ち時間が増えるため、履き慣れた靴と小さめの荷物が向いています。秋冬は脱ぎ着できる上着、雨具、充電手段を用意。スマートフォンを使うきっぷなら、電池残量にも余裕を持たせます。
写真は「同じ構図」より「安全な場所」から
ホームの端、踏切、車道での撮影は無理をしないこと。通路をふさがず、乗客や近隣住宅が写る場合は配慮します。線路内、鉄道施設の管理区域、私有地には入れません。
街歩きの前に、食事とトイレの場所を決めておく。
全駅に同じ設備や営業時間の店があるわけではありません。飯能・所沢・池袋などを休憩の候補にし、利用したい店や施設の営業情報を個別に確認しましょう。帰りは通勤時間帯を避けるなど、予定に余白を持たせると動きやすくなります。
駅を降りたら、どこから歩く?
| 駅 | 最初の動き | 向いている過ごし方 |
|---|---|---|
| 吾野駅 | 改札を出た駅前から。駅舎を見るだけなら駅前で完結 | 一人で作品の出発点を眺める、友人と短く散策する。先に帰りの列車時刻を確認 |
| 飯能駅 | 駅構内・駅周辺で食事と休憩。街歩きへ出るなら、目的地に合わせて北口・南口を選ぶ | 親子で休憩を挟む、沿線の次の行程を組み直す |
| 所沢駅 | 追加下車するなら、駅周辺での食事や買い物を一つに絞る | 歩く時間と乗る時間を分けたい人の途中休憩 |
| 池袋駅 | 西武線の駅で到着を記録。サンシャイン方面へ行くなら東口側へ | 友人や家族との食事、展望台などを組み合わせて旅を終える |
吾野では「駅そのものを目的地にする」、池袋では「駅から街へ出ていく」。同じ駅巡りでも、両端で過ごし方が変わります。全駅を同じ時間で回ろうとせず、好きな街に時間を多めに残しておきましょう。
こんな人に向いている巡り方です
- 作品の出発点・吾野を、自分の目で見てみたい人
- 駅名の並びをたどりながら、電車に乗る時間も楽しみたい人
- 友人と数駅だけ降り、食事や街歩きを組み合わせたい人
- 何度かの休日に分けて、31駅の記録を残したい人
聖地巡礼の前に知っておきたいQ&A
Q. 2024年のスタンプラリーは今も参加できますか?
終了しています。公式発表の開催期間は2024年5月24日〜7月15日でした。この記事は、そのラリーの再開催案内ではありません。現在もスタンプや景品がある前提では出かけないでください。
Q. 31駅すべてに作品の展示がありますか?
全駅での常設展示は確認できていません。31駅は作品公式の駅一覧をたどる範囲です。過去のポスターやコラボ展示の写真を、現在の設置状況と混同しないようにしましょう。
Q. 吾野から池袋まで歩けますか?
この記事では電車での移動を前提としています。駅順は安全な徒歩ルートを示すものではありません。散策は各駅周辺の公道にとどめ、線路沿いの近道を探す回り方は避けてください。
Q. 池袋から吾野へ、逆向きに巡ってもいいですか?
もちろん可能です。公式イベントではないため、順番に決まりはありません。物語の移動順を重視するなら吾野発、行きやすさを優先するなら最寄りの駅から始められます。
Q. 作品を最後まで見ていなくても楽しめますか?
駅や沿線の風景を楽しむ旅として回れます。ただし、公式「HERE」や巡礼レポートには物語の展開が含まれます。先の内容を知りたくない場合は、駅一覧と交通情報を中心に確認してください。
駅を出て
次の景色へ
秋の風
31駅を、一度で終わらせなくてもいい
吾野から池袋まで、駅名をひとつずつたどる。それだけでも、いつもの西武線が物語の道筋に変わります。
最初の休日は吾野だけ。次は飯能から所沢へ。好きになった駅で降りて、お茶を飲んで帰る日があってもいい。まだ降りていない駅があることも、次の休日の楽しみになります。
参照・確認した情報
作品・駅・料金の情報は2026年10月4日に確認。過去の企画・訪問記録は、本文で対象年を区別しています。
過去の巡礼記録は、駅前の距離感をつかむ参考に
吾野駅周辺を歩いた巡礼レポート
2024年7月6日の吾野訪問をまとめた記事です。駅周辺の写真や舞台との比較があり、どのような場所を見ながら歩く旅なのか、出発前の参考になります。