
クリスマスなのに、主役はニンニク。
新宿・歌舞伎町で「日本一くさくておいしいクリスマス」が始まります。
クリスマスと聞いて思い浮かべるのは、イルミネーション、ケーキ、ローストチキン。
ところが、2026年12月の新宿では、ちょっと変わったクリスマスイベントが開催されます。
その名も、「ガーリックリスマス」。
ガーリックとクリスマスをくっつけてしまいました。
しかも、テーマは「日本一くさくておいしいクリスマス」。
クリスマスらしい甘い香りではなく、食欲を刺激するニンニクの香りで勝負するようです。
いったい、なぜクリスマスにニンニクなのでしょう。
調べてみると、このイベントには意外な背景がありました。そして会場の大久保公園は、実はずっと以前からニンニクと縁のある場所だったのです。
- 開催日
- 2026年12月2日(水)〜25日(金)
- 時間
- 11:00〜21:00(掲載案内による予定)
- 会場
- 新宿区立大久保公園 特設会場
- 料金
- 入場無料・飲食代別途
- 最寄駅
- 西武新宿駅(主催者案内で徒歩約1分)
- 主催
- 株式会社ブルースモービル
最終情報確認:2026年10月27日。開催期間は主催者発表と新宿区の公園案内で確認済み。営業時間はイベント情報サイト掲載値です。出店店舗・個別価格などは今後の発表をご確認ください。 [1] [2] [3]
なぜクリスマスに、ニンニクなのか?

まず気になるのは、やっぱりこの組み合わせです。
ニンニクは普段、料理をおいしくする名脇役です。けれど、クリスマスの主役というイメージはあまりありません。
その理由を探る手掛かりは、主催者が発表したイベントのテーマにあります。
主催者は、アヒージョ、ガーリックステーキ、ペペロンチーノなどのニンニク料理を集め、歌舞伎町のにぎわいとクリスマスシーズンを組み合わせた、冬の新しい風物詩を目指すと説明しています。 [1]
つまり、サンタクロースやツリーが主役のイベントというより、クリスマスの時期に、ニンニク料理を思い切り味わうイベントなのです。
なるほど。クリスマスらしさを料理の種類に求めるのではなく、みんなで食事を楽しむ時間に求めている、と考えると分かりやすくなります。
しかし、そうなると次の疑問が浮かびます。
ニンニクばかりのイベントでは、どの料理も似た味になってしまわないのでしょうか。
ニンニクだけで、そんなに料理の種類が作れる?
発表されている代表的な料理は、次の3種類です。 [1]
ここで分かるのは、ニンニクの役割が料理によって違うことです。
アヒージョではオイルに香りを移し、ステーキでは肉のおいしさを引き立て、ペペロンチーノでは味の土台を作ります。
同じ食材なのに、働き方がずいぶん違います。
まるで、どの料理にも出演できる万能俳優。今回は、その名脇役が主演に抜てきされたわけです。
ただし、この3品は主催者が発表したメニュー例です。2026年10月27日時点では、出店する店舗の全リストや各料理の販売価格までは確認できていません。
実際にどの料理が登場するかは、開催直前の発表を確認しましょう。
そしてもう一つ気になります。
これほど個性的なイベントが、なぜ歌舞伎町の大久保公園で開催されるのでしょうか。
なぜ大久保公園が、冬のグルメ会場になるの?

大久保公園は、普段から飲食店が並ぶフードコートというわけではありません。
新宿区の資料によると、1950年6月10日に開園した公園で、バスケットボールやフットサルのコートなどを備えています。 [2]
本来は、体を動かしたり、地域の人が利用したりする場所です。
それなのに、12月にはニンニク料理が集まる。
実はその理由は、ガーリックリスマスだけを見ていても分かりません。
2026年の秋から冬にかけて、大久保公園では「新宿グルメパーク大作戦」という大型フードフェス企画が実施されているのです。 [1]
その流れを時系列で見てみましょう。
こうして並べると、見えてきました。
カレーから始まり、ラーメン、町中華、そしてニンニク料理へ。
ガーリックリスマスは、単独で突然現れたイベントではなく、約100日間にわたる食の祭典を締めくくる第4弾なのです。
しかも、最終日は12月25日。
約100日間続いた食のイベントが、クリスマス当日にフィナーレを迎えるという構成です。
秋から続いたグルメイベントが、最後はニンニクで締めくくられる。なかなかパンチの効いた結末です。
なお、新宿区はイベントの設営・撤去期間を含む2026年9月1日〜12月29日について、公園の一部の通常利用ができないことも案内しています。イベント会場として使われているため、普段どおりにスポーツコートなどを利用できるとは限りません。 [2]
実は10年以上前にも、同じ公園がニンニクだらけになっていた?
ここまで調べると、ガーリックリスマスは大久保公園の新しい挑戦に見えてきます。
ところが、過去のイベント記録を探していたところ、思いがけない名前が見つかりました。
「ガーリックパラダイス」。
2015年9月25日〜29日、大久保公園では、世界各国のニンニク料理を集めた「にんにく史上最香の楽園 ガーリックパラダイス」が開催されていました。 [4]
日本、韓国、スペイン、アメリカ、台湾、中国、タイ、メキシコなど、多様な国・地域の料理を楽しむ企画です。
そして翌2016年にも開催。前半と後半で店舗が入れ替わり、合計18店舗の出店が発表されていました。 [5]
18店舗。もう、ちょっとしたニンニクの街です。
さらに面白いのは、当時の主催者が、食後のニオイを気にする来場者に向けてブレスケア用品の無料配布なども案内していたことです。
ニンニクを思い切り食べてほしい。でも、帰り道の口臭は気になる。
主催者も、そこはちゃんと考えていたようです。
ただし、2015〜2016年の「ガーリックパラダイス」と2026年の「ガーリックリスマス」が、同じ企画を直接引き継いだものだという資料は確認できていません。
ここは区別しておきたいところです。
それでも、少なくとも一つの事実ははっきりしています。
ガーリックリスマスは新しいイベントですが、「大久保公園でニンニク料理を楽しむ」という発想自体は初めてではなかったのです。
こうして過去の記録を知ると、2026年の催しも少し違って見えてきませんか。
かつて秋に開かれていたニンニクの祭典。それと同じ場所で、今度はクリスマスシーズンに新たなニンニクイベントが開かれます。
季節も名前も違いますが、舞台は同じ大久保公園です。
入場無料なら、どこまで無料で楽しめる?
さて、ここからは実際に遊びに行くための情報です。
主催者の発表によると、入場料は無料です。
つまり、会場へ入ること自体に料金はかかりませんが、料理や飲み物を購入する場合は別途費用が必要です。 [1]
新宿グルメパーク大作戦全体の案内では、飲食代はイベントごとに変わる食券制とされています。ただし、ガーリックリスマス単独の食券価格や販売方法は、現時点で詳しく確認できていません。
開催概要・アクセス
- イベント名
- ガーリックリスマス2026
- 開催期間
- 2026年12月2日(水)〜12月25日(金)
- 開催時間
- 11:00〜21:00(イベント情報サイト掲載の予定時間)
- 会場
- 新宿区立大久保公園 特設会場
- 住所
- 東京都新宿区歌舞伎町2-43
- 入場料金
- 無料(飲食代別途)
- 西武線から
- 西武新宿駅から徒歩約1分(主催者公表目安)
- その他の駅
-
JR新大久保駅から徒歩約7分
JR新宿駅から徒歩約8分
東新宿駅から徒歩約8分 - 主催
- 株式会社ブルースモービル
- 共催
- 一般社団法人 歌舞伎町タウン・マネージメント
- 問い合わせ
-
歌舞伎町タウン・マネージメント事務局
03-3207-4516
月〜金曜日 8:30〜17:15(新宿区案内)
開催日・会場・料金・アクセスは主催者発表、開催時間はイベント情報サイト、新宿区の公園情報を参照しています。 [1] [2] [3]
西武新宿駅からの行き方

西武新宿線を利用する場合は、終点の西武新宿駅が便利です。
大久保公園は駅の北側、歌舞伎町二丁目にあります。西武新宿駅の北口側から大久保公園方面へ進むと、会場へ向かいやすい位置関係です。
主催者の案内では徒歩約1分ですが、利用する改札や出口、混雑状況によって所要時間は変わります。
JR新宿駅からも徒歩圏内なので、買い物や映画の前後に立ち寄る計画も立てられます。
来場前に確認しておきたいこと
2026年10月27日時点では、出店店舗の全リスト、料理ごとの価格、個別の購入方法、雨天・荒天時の詳しい対応などについて、十分な案内を確認できていません。
ニンニクが苦手な方や食物アレルギーのある方は、実際のメニュー表示で原材料を確認しましょう。会場は屋外の公園なので、12月の寒さへの備えも忘れずに。
今年のクリスマスは、ちょっと香りが違う
最初に「ガーリックリスマス」という名前を聞いたときは、単にクリスマスとニンニクを組み合わせた、変わったイベントのように思えました。
けれど、その背景をたどると、違う景色が見えてきました。
秋から続く約100日間のフードフェス。その最後を飾るのが、ニンニク料理のイベントです。
さらに同じ大久保公園では、2015年や2016年にもニンニクを主役にした催しが開かれていました。
2026年のガーリックリスマスは、新しい企画でありながら、同じ場所に残る過去の食イベントの記録とも重なるのです。
クリスマスにニンニク。
最初は少し不思議な組み合わせでしたが、歌舞伎町の食のイベントをたどってみると、案外この街に似合う企画なのかもしれません。
今年の12月、大久保公園で目立つのは、イルミネーションだけではないようです。
香ばしいニンニクの香りも、歌舞伎町のクリスマスを彩ることになりそうです。
参考資料・出典
-
株式会社ブルースモービル
「食の魅力を発信し続ける、100日間のフードフェスプロジェクト 新宿グルメパーク大作戦」
2026年6月24日発表。開催期間、企画内容、主催・共催、料金体系など。
主催者プレスリリース
確認日:2026年10月27日 -
新宿区
「大久保公園」
公園の所在地・施設情報・通常利用・イベント開催日程について。掲載情報は2026年9月11日時点のものを含みます。
新宿区公式ページ
確認日:2026年10月27日 -
東京無料23
「ガーリックリスマス2026」
開催時間11:00〜21:00、会場、交通アクセスなどの掲載案内。
イベント案内
確認日:2026年10月27日 -
ガーリックパラダイス実行委員会
「東日本初のガーリックタウンが5日間限定で誕生!」
2015年9月15日発表。2015年の大久保公園での開催情報。
当時のプレスリリース
確認日:2026年10月27日 -
ガーリックパラダイス実行委員会
「日本最大級のにんにくの楽園!ガーリックパラダイス!」
2016年8月2日発表。2016年の開催日程・出店店舗の記録。
当時のプレスリリース
確認日:2026年10月27日