
和太鼓に、ドローン。大道芸に、江戸川乱歩。そして、パワーリフティング。
ちょっと待ってください。これ、全部同じイベントの出演・体験プログラムなんです。
2026年11月21日(土)・22日(日)、西武柳沢駅近くの柳沢公民館で開催される「ヤギフェスvol.15 柳沢みんなの文化祭」。
名前からすると、ヤギに会えるお祭り……?
いえいえ、主役はヤギではなく、柳沢の人たちが育ててきた文化活動です。
では、なぜ一つの公民館に、これほど違うジャンルが集まるのでしょう。
その答えは、お祭りのつくられ方と、普段はあまり意識しない公民館の姿にありました。
- イベント名
- ヤギフェスvol.15 柳沢みんなの文化祭
- 開催日
- 2026年11月21日(土)・22日(日)
- 開催時間
- 両日10:00〜16:30
- 会場
- 柳沢公民館(東京都西東京市柳沢1-15-1)
- 最寄駅
- 西武新宿線「西武柳沢駅」南口から徒歩約3分
- 主な内容
- ステージ発表、展示、謎解き、ワークショップ、体験企画
- 料金
- 羊毛フェルトボールづくりは材料費100円。その他の個別料金・参加条件は公式案内でご確認ください。
なぜ和太鼓とドローンが、同じお祭りに?

ヤギフェスの正式な呼び名には、もう一つの名前が付いています。
「柳沢みんなの文化祭」。
ここが大切なところです。
一般的なイベントには、主催者が出演者を集めて一つのテーマに沿って企画するものがあります。しかしヤギフェスは、柳沢公民館や地域で活動するグループ、市民がアイデアを持ち寄ってつくる文化祭です。[1]
つまり、何か一つのジャンルを見せるためのお祭りではありません。
音楽を楽しむ人、手芸に取り組む人、地域で芸術活動を続ける人。それぞれの活動が、同じ場所に集まります。
だから、オカリナの次にハーモニカが登場し、さらに一人芝居やパワーリフティングまで並ぶのです。
文化祭のプログラムにパワーリフティング。
予想していなかった組み合わせですが、「普段の活動をみんなで紹介する日」と考えると、ずいぶん自然に見えてきます。
今年は15回目。テーマは「跳ねる!ヤギフェス まちを彩る2日間」
2026年のプログラムには、音楽、演劇、伝統芸能、運動、手仕事、現代的な技術体験まで登場します。さまざまな活動が同じ会場に集まること自体が、ヤギフェスの特色といえそうです。
そもそも柳沢公民館って、そんなに何でもできる場所なの?

ここで、もう一つ気になることがあります。
和太鼓を演奏して、展示を並べて、ドローン体験もする。そんな催しを、一つの公民館でどうやって開催するのでしょう。
施設情報を調べてみると、柳沢公民館は想像以上に多機能な場所でした。
広いロビーには展示パネルや展示レールがあり、視聴覚室には映像機器、照明、スクリーン、ピアノなどを備えています。
さらに工作室には電動ろくろなどの工作設備があり、陶芸室には電気陶芸窯まで設置されています。図書館も併設された施設です。[2]
ただ人が集まって話すだけの建物ではなかったんですね。
普段からさまざまな活動ができる場所だからこそ、その成果を持ち寄ったときに、お祭りの幅も広がるのでしょう。
展示とステージが、別々の場所で同時進行
2026年のヤギフェスでは、会場を大きく三つの使い方に分けています。
- 視聴覚室:和太鼓、音楽、演劇、ダンス、伝統芸能などのステージ発表
- ロビー:ミニステージ、謎解き、バルーンアート、手芸体験、展示
- 第2・第3会議室:展示やドローン体験など
同じ時刻でも、場所が違えば内容も違います。
一つのステージを最初から最後まで見る楽しみ方だけでなく、興味のある発表や体験を組み合わせて巡れる構成です。
11月21日(土)は、太鼓から江戸川乱歩まで
DAY 1 / 11月21日(土)初日の幕開けは、10時30分から視聴覚室で行われる和太鼓演奏。
出演する「どんがらどんどん」は、どんがら太鼓、八丈太鼓、ぶち合わせ太鼓を披露する予定です。[1]
太鼓の響きで始まったあとも、ジャンルは一つにまとまりません。大道芸、オカリナ、ミュージックベル、ハーモニカ、朗読と合唱へと続きます。
そして午後2時。登場するのは、江戸川乱歩の『人間椅子』を題材とした一人芝居です。
和太鼓からミステリー文学へ。ずいぶん大きなジャンプです。
| 開始時間 | 内容・出演者 |
|---|---|
| 10:30 | 和太鼓演奏/どんがらどんどん |
| 11:00 | あおっちの大道芸/大道芸人あおっち |
| 11:20 | オカリナ合奏/オカリーナ柳沢 |
| 13:10 | ミュージックベルと手話歌/くるみ学級コアラクラス |
| 13:30 | ハーモニカ合奏/保谷ハーモニカアカデミー |
| 14:00 | 一人芝居「江戸川乱歩 人間椅子」/田中志歩 |
| 14:30 | ミュージックベル/ベルフラワー |
| 15:00 | 朗読と女声合唱/茨木のり子の家を残したい会 |
| 15:45 | パワーリフティング競技会 |
| 16:15 | みんなで一緒に歌おう♪ |
開始予定時刻。各発表は原則20〜30分程度。オープニングなど一部を除きます。[1]
ロビーにも、別の小さなステージが
視聴覚室とは別に、ロビーで行われるミニステージにも注目です。
| 開始時間 | ロビーステージ |
|---|---|
| 11:10 | ハーモニカ演奏と芸/保谷ハーモニカアカデミー |
| 11:45 | 「手話でこんにちは」ミニ手話教室&手話一人芝居/バーバル |
| 13:00 | マジック/柳沢マジッククラブ |
| 15:45 | オカリナ演奏/オカリナポポロ |
バルーンアートにも挑戦できる
13時30分〜15時には、ロビーで大道芸人あおっちによるバルーンアート体験を予定しています。
見る側から、自分でつくる側へ。
初日は演奏や芸を楽しみながら、実際に手を動かす体験も組み合わせられそうです。
11月22日(日)は、能からドローン、アクションショーまで
DAY 2 / 11月22日(日)2日目は、朝10時からロビーで「西東京しゃきしゃき体操」をみんなで行うところから始まります。
市内の体操推進リーダーと西東京市練功十八法会によるオープニングです。
そのあと視聴覚室ではマジック、オカリナ、皿回し、能、練功十八法、合唱、ベリーダンス、よさこい、アクションショーなどが登場します。[1]
能の「謡と仕舞」から、ベリーダンス、よさこいへ。
伝統芸能と世界の踊り、さらにアクションパフォーマンスが、同じ午後のプログラムに並んでいます。
| 開始時間 | 内容・出演者 |
|---|---|
| 10:30 | マジック/柳沢マジッククラブ |
| 11:00 | オカリナ演奏/カナリアの会 |
| 11:30 | 皿回しとマジック/フーテンのヒロ |
| 13:00 | 能の謡と仕舞/柳沢修声会 |
| 13:30 | 練功十八法「前段」/西東京市練功十八法会 |
| 14:00 | 合唱と手話歌/くるみ学級たんぽぽクラス&すみれコーラス |
| 14:20 | ベリーダンス/マラハァベリーダンス |
| 14:50 | よさこい演舞/藍なり |
| 15:20 | アクションパフォーマンスショー/アクションユニット戦’s |
| 15:50 | バンド演奏/宇宙音楽研究所 |
| 16:20 | みんなで一緒に歌おう♪ |
ロビーステージでは人形劇と大道芸
| 開始時間 | 内容 |
|---|---|
| 11:10 | 人形劇/わくわくMaMa |
| 12:00 | あおっちの大道芸/大道芸人あおっち |
ドローン体験は日曜日だけ
子どもと一緒に訪れるなら、特にチェックしたいのが体験コーナーです。
| 時間 | 体験内容・場所 |
|---|---|
| 12:50〜14:20 | ドローン体験/保谷ドローンズ・第2会議室 |
| 13:30〜16:00 | 羊毛フェルトボールづくり/ぺれのいと・ロビー(材料費100円) |
ドローンという現代的な技術体験と、羊毛を使った手仕事の体験。
どちらも同じ日に楽しめるというのが、またヤギフェスらしいところです。
なお、ドローン体験の参加年齢、定員、受付方法については、確認した市の案内本文に詳しい記載がありません。参加希望の場合は、事前に柳沢公民館へ確認すると安心です。
ステージだけじゃない。展示を見て分かる「柳沢の文化」

ここまでステージと体験を見てきましたが、もう一つ、このお祭りを理解するための大事な手掛かりがあります。
それが展示です。
両日とも、ロビーや第2・第3会議室では、地域の団体による作品や活動紹介が予定されています。
2026年の主な展示内容
- 水彩画:彩友会
- 陶芸サークル共同展:絵付研究会、サークル炎々、陶門工房、柳沢ラビッツ、釉の会
- 書道:梨花書道教室による小学生から大人までの作品
- 写真:フォトクラブ・ヤギフェス
- 手工芸:ぺれのいと
- 革工芸:レザークラフト同好会柳沢
- 美術作品:保谷中学校美術部
- 手話の紹介:バーバル
- 活動紹介・書・パネル:茨木のり子の家を残したい会
- その他の活動紹介:ゴロワーズ、ボーイスカウト西東京第2団、ヤギフェス・スマホ相談室
さらに、公民館で行われている「くるみ学級」「子育て中の外国人女性のための日本語講座」「地域づくりを考える講座」「陶芸体験教室」の事業報告も予定されています。[1]
絵や作品を眺めるだけではなく、その地域でどのような活動が行われているのかを知る機会にもなります。
最初は、出演ジャンルがばらばらなお祭りに見えたヤギフェス。
でも展示まで見渡すと、違うことが好きな人たちが、同じ街で活動している姿が少しずつ浮かんできます。
会場には「謎解き」も。景品は地域の手作り作品?
そして、もう一つ忘れてはいけない企画があります。
それが「ヤギフェスのなぞとき」。
西東京市の案内では、謎を解くと景品をもらえる企画が紹介されています。
しかも、その景品には陶芸や手芸を行う参加団体の手作り作品も含まれるそうです。[1]
ここで、ちょっと面白いつながりが生まれます。
展示で見た作品のようなものが、謎解きの景品として誰かの手に渡るかもしれない。
文化祭をただ見て終わるのではなく、参加する側にもなれる仕掛けです。
謎解きの問題数や景品の数量、参加方法の詳細は、市の案内本文では明記されていません。景品が気になる方は、会場で案内を確認してみてください。
子ども連れなら、土曜と日曜どっちがいい?
2日間のプログラムを比べると、楽しみ方に違いが見えてきます。
11月21日(土)は、音楽・演劇・バルーンアートを中心に。
午前中に和太鼓や大道芸を見て、午後にバルーンアートへ参加する流れが考えられます。文学や音楽が好きなら、14時からの一人芝居も注目です。
11月22日(日)は、人形劇・ドローン・手芸・アクションショーを中心に。
11時10分の人形劇、12時50分からのドローン体験、午後の羊毛フェルトづくり、15時20分のアクションショーなど、興味に合わせて選べます。
ただし、これは公式の予定時刻から考えた組み合わせです。各企画の受付状況や混雑によっては、すべて参加できるとは限りません。
特に体験目的の場合は、早めに会場で受付方法を確かめるのがよさそうです。
西武柳沢駅から徒歩3分。会場への行き方と注意点
会場となる柳沢公民館は、西武新宿線「西武柳沢駅」の南口から徒歩約3分。
西東京市の公式施設案内にも、徒歩3分と掲載されています。[2]
- 施設名
- 西東京市柳沢公民館
- 所在地
- 東京都西東京市柳沢1丁目15番1号
- 最寄駅
- 西武新宿線・西武柳沢駅 南口
- 徒歩
- 約3分
- 問い合わせ
- 042-464-8211
参加前に確認しておきたいこと
開催日は両日とも10時〜16時30分ですが、各プログラムは開始時刻が異なります。
羊毛フェルトボールづくりは材料費100円。ドローンやバルーンアートなどについては、参加人数や受付方法などを現地または主催者にご確認ください。
また、出演時刻や実施内容は変更される可能性があります。訪問前には最新の公式案内を確認すると安心です。
公式チラシ・地域メディアでも紹介
ヤギフェスの情報は、西東京市の公式ページで詳しく案内されています。
市のページには、2026年の開催チラシ(両面PDF)へのリンクも掲載されています。
地域ニュースサイト「ひばりタイムス」のイベント情報にも、開催日時、会場、テーマ、主催者が紹介されています。[3]
ヤギフェスは、柳沢の「好きなこと」が集まる文化祭だった
和太鼓、ドローン、江戸川乱歩、パワーリフティング。
最初にこの組み合わせを見たときは、いったいどんなお祭りなのかと思いました。
けれど、柳沢公民館が普段からさまざまな活動の拠点になっていること、地域のグループや市民が一緒に企画をつくっていることを知ると、その理由が見えてきます。
出演者を一つのジャンルにそろえるのではなく、違う活動をしている人たちが、同じ場所で発表し、出会える。
だからこそ、こんなに幅の広いプログラムになるのでしょう。
普段は静かな公民館も、そこに集まる人の活動を知ると、少し違って見えてきます。
2026年11月21日・22日。柳沢公民館で開かれるのは、単なる発表会ではありません。
西武柳沢の街にある、いろいろな「好きなこと」が一度に見える2日間です。