
犬がメリーゴーラウンドに乗っている。しかも、飼い主の膝の上で。
2026年のイベントは終了しました最終情報確認日:2026年10月26日
2026年10月24日(土)、NHK総合の「ニュース(関東甲信越)」で、所沢市の西武園ゆうえんちが紹介されました。
取り上げられたのは、愛犬と一緒に遊園地を楽しめるイベント。放送内容の記録には、飼い主が犬を膝に乗せ、メリーゴーラウンドを楽しむ様子が残っています。[1]
普通の遊園地なら、犬はアトラクションを見送る側だと思ってしまいます。
ところが、この日は一緒に乗れてしまった。
なぜ、そんなことができたのでしょうか。そして、犬と一緒に楽しむために、遊園地にはどんな仕組みが用意されていたのでしょう。
NHKの放送記録と西武園ゆうえんちの公式案内をたどると、単に犬の入園を認めただけではない、少し変わった遊園地の姿が見えてきます。
- イベント名
- わんわん西武園ゆうえんち ~わんだふるハロウィン~
- 開催日
- 2026年10月23日(金)~25日(日)
開催終了 - 会場
- 西武園ゆうえんち
埼玉県所沢市山口2964 - 最寄駅
- 西武山口線「西武園ゆうえんち駅」
- 内容
- 犬と乗れる6種類のアトラクション、ドッグラン、マルシェ、記念撮影など
- 料金
- 犬1匹目1,100円、2匹目以降500円。飼い主の入園券は別途必要(開催当時)
- 予約・条件
- 当時は事前購入または当日購入に対応。参加同意書、予防接種証明などが必要
- テレビ放送
- NHK総合「ニュース(関東甲信越)」
10月24日(土)12:10~12:15
※料金・条件は2026年10月開催時の情報です。次回開催や同条件での実施は未確認です。[2]
犬がメリーゴーラウンドに?NHKが紹介した意外な光景

まず、テレビで何が伝えられたのかを確かめてみましょう。
10月24日放送のNHK「ニュース(関東甲信越)」では、ペットの犬と一緒に遊園地を楽しめる催しとして、西武園ゆうえんちの取り組みが紹介されました。
放送内容を記録した「TVでた蔵」には、犬と一緒に乗れる遊具が用意され、メリーゴーラウンドでは飼い主が犬を膝に乗せて楽しんでいたことが記載されています。[1]
メリーゴーラウンドといえば、馬や馬車に乗って回る遊具です。
そこに、本物の犬まで乗っている。
動物の模型に囲まれて、本物の動物が一緒に回るわけです。考えてみると、なかなか不思議な光景です。
実際、西武園ゆうえんちのメリーゴーラウンドには、馬だけではなく、ライオンやキリン、カエルなど、さまざまな動物の乗り物があります。[3]
ただし、ここで大切なことがあります。
犬と一緒に乗れるのは、通常の営業でいつでも認められているという意味ではありません。
今回の姿が実現したのは、犬との来園を想定した、期間限定イベントが開催されていたからです。
1つだけじゃなかった。犬と乗れるアトラクションは6種類
犬とメリーゴーラウンドに乗れるだけでも意外ですが、公式情報を見ると、話はそれで終わりません。
今回のイベントでは、犬と一緒に乗車できるアトラクションが6種類用意されていました。[2]
メリーゴーラウンドのほかにも、列車や回転する乗り物、高い場所から景色を眺める展望塔まで含まれています。
- メリーゴーラウンド 馬やさまざまな動物をかたどった乗り物が回る、おなじみのアトラクション。NHKで紹介されたのもこちらです。
- レオとライヤの夕日列車 列車に乗って、レオとライヤの物語を楽しむアトラクションです。
- チャレンジトレイン 自分で列車を操作し、運転士になった気分を味わう体験型の乗り物です。
- レオとライヤのジャングルダンスパーティー ジャングルの世界をテーマにした、回転するカップ型のアトラクションです。
- 飛べ!ジャングルの勇者レオ 空飛ぶゾウをモチーフにした乗り物で、空中を回りながら楽しみます。
- 富士見天望塔 高いところから周囲の景色を眺められる展望型のアトラクションです。
今回の同伴乗車時間は10:00~18:00。17:00~18:00には、犬を連れた来園者だけが利用できる時間も設けられていました。
なお、富士見天望塔で犬と乗車できる時間は13:30からとされており、それぞれのアトラクションで異なる乗車ルールが設定されていました。[2]
ここで、ひとつ気になることがあります。
犬と一緒に乗れるということは、どの犬でも、どんな乗り方でも大丈夫だったのでしょうか。
もちろん、そう単純ではありません。
犬なら誰でも乗れる?実は細かい参加ルールがあった
愛犬と一緒に乗り物を楽しめる。聞くだけなら簡単そうですが、相手は生き物です。
人混み、大きな音、揺れ、慣れない場所。犬によっては、遊園地そのものが大きな負担になる可能性もあります。
そこで、今回のイベントには参加条件が設けられていました。[2]
- 1年以内の狂犬病予防注射と、5種以上の混合ワクチンの接種証明が必要(規定の代替証明にも対応)
- 指定された場所ではマナーウェア(犬用おむつ)を着用
- ドッグラン以外では、原則リードを着用
- 犬の体調や行動に問題がある場合は参加できないことがある
- 大きな音や人混みで強いストレスを感じる犬は参加対象外
- 一部の場所では、ふた付きのペットカートやキャリーバッグが必要
- アトラクションごとの個別ルールにも従う必要がある
さらに、イベント参加同意書の提出も必要でした。
なるほど。犬が一緒に遊園地を楽しめるのは、「自由に何でもできるようにした」からではありません。
犬と人の両方が無理なく過ごせるよう、参加の仕方を細かく決めていたというわけです。
愛犬とのお出かけで気を付けたいこと
イベントの参加条件を満たしていても、すべての犬が乗り物やにぎやかな環境を楽しめるとは限りません。犬の性格や体調に合わせ、無理をさせないことが大切です。
そして、公式案内をもう少し読み進めると、遊園地は乗り物以外にも、犬のための場所を用意していたことが分かります。
乗り物だけじゃない。「犬が主役」の遊園地になっていた
犬と一緒に来園できても、飼い主だけが楽しんで、犬はずっと待っている。これでは、少しもったいない気がします。
今回のイベントで面白いのは、アトラクション以外にも犬と楽しめる企画が用意されていたことです。
犬がレッドカーペットを歩く「わん!ウェイ」
夕日の丘商店街には、約50mのレッドカーペットが登場しました。
その上を、おめかしした犬と飼い主が一緒に歩く企画です。
まさかのレッドカーペット。
映画スターのような舞台に登場するのは、犬たちです。
公式案内では13:30~14:00に実施される催しとして、先着50組の受付が設定されていました。参加にはマナーパンツの着用も必要でした。[2]
体の大きさでエリアを分けたドッグラン
園内には「夕日の丘ドッグラン」も設けられました。
大型・中型犬は10kg以上、小型犬は10kg未満と、体重によって利用エリアを分ける仕組みです。
犬が自由に動ける場所を設けながら、体格の違いにも配慮していました。[2]
ペット用品のマルシェと「わんこ証明写真」
レッツゴー!レオランドには、ペットフードやケア用品、グッズなどを扱うマルシェが登場。
さらに、犬の写真を撮影してオリジナルデザインに仕上げる「わんこ証明写真」も企画されていました。
証明写真といっても、履歴書を書くわけではありません。
愛犬の表情を形に残す、ちょっとユニークな記念撮影です。
また、17:00~18:00には、一部のアトラクションの座席を記念撮影用に開放する企画も用意されていました。[2]
ここまで見ると、このイベントは犬を連れて入れるようにしただけではなく、犬との一日そのものを楽しめるように組み立てられていたことが分かります。
そして、その考え方は遊園地の外、なんと鉄道にまで広がっていました。
遊園地へ向かう電車まで犬と一緒?「わんわんトレイン」の存在

犬と遊園地で遊べることは分かりました。
しかし、車を使わずに行きたい人には、もう一つ気になることがあります。
そもそも、犬と電車で遊園地へ行けるのでしょうか。
今回、西武鉄道は10月24日(土)に、特別な貸切列車「西武鉄道わんわんトレイン」を設定していました。[2]
通常の列車とは異なり、車内では一定の条件のもとで犬がケージから出て、飼い主と一緒に過ごせる企画です。
| 項目 | 2026年の運行内容 |
|---|---|
| 実施日 | 10月24日(土) |
| 往路 | 豊島園駅9:30ごろ発 → 西武園駅11:30ごろ着 |
| 復路 | 西武園駅15:30ごろ発 → 豊島園駅18:00ごろ着 |
| 車両 | 4000系・4人掛けBOXシート |
| 募集人数 | 30組 |
| 内容 | 車内でのケージレス体験、記念撮影、オリジナルグッズなど |
ただし、駅構内やホームでは専用ケージが必要で、車内ではマナーウェアの着用が義務付けられていました。
一般の西武線で、いつでも犬をケージから出せるようになったわけではありません。あくまで特別な貸切列車での取り組みです。
もう一つ、細かなところにも注目したい点があります。
この列車の到着駅は「西武園駅」。一方、遊園地のメインエントランスに近い駅は「西武園ゆうえんち駅」です。
名前がよく似ていますが、別の駅です。
特別列車では、西武園駅から徒歩約5分で遊園地に向かう案内になっていました。
鉄道での移動から園内の体験まで、犬と飼い主が一緒に過ごす一日をつなげていたわけです。
ところで、犬と遊園地に入るにはいくら必要だった?
ここまで読んで「もし次もあったら行ってみたい」と思った人に向けて、今回の料金と参加条件も整理しておきます。
2026年10月のイベントでは、犬と飼い主、それぞれのチケットが必要でした。[2]
2026年10月開催時の料金
| 区分 | 料金 |
|---|---|
| 大人 | 4,900円 |
| 中高生 | 4,200円 |
| 小学生 | 3,600円 |
| 未就学児(3歳以上) | 1,900円 |
| 犬・1匹目 | 1,100円 |
| 犬・2匹目以降 | 1匹につき500円 |
例えば、大人1人と犬1匹なら、入園料金の合計は6,000円でした。
大人2人と犬2匹の場合は、4,900円×2人に犬の料金1,100円+500円を加え、合計11,400円です。
こちらは当時の料金に基づく計算で、食事や交通費、別料金の体験などは含みません。
また、予防接種の証明、参加同意書、犬の体調や行動に関する条件もありました。
今から犬と一緒に入園できる?
今回の「わんわん西武園ゆうえんち ~わんだふるハロウィン~」は10月25日(日)に終了しました。10月26日時点で、次回の開催日や同じ参加条件での実施は確認できていません。
今回の料金や参加ルールが、通常営業や次回のイベントにも適用されるとは限りません。最新の案内は西武園ゆうえんち公式イベントページでご確認ください。
犬との特別な3日間が教えてくれた、もう一つの遊園地の姿

最初に戻ってみましょう。
NHKのニュースで紹介されたのは、犬を膝に乗せてメリーゴーラウンドを楽しむ飼い主の姿でした。
その場面だけを見ると、ちょっと珍しい、かわいらしいニュースです。
けれど、公式案内を読み進めると、その背景には6種類の同伴乗車アトラクション、犬の体格に合わせたドッグラン、細かな参加ルール、そして犬と一緒に移動できる特別列車まで用意されていました。
このイベントは、遊園地の中に犬の居場所を増やす試みだった、と見ることもできそうです。
そして、もう一つ分かったことがあります。
犬と一緒に楽しめる場所をつくるには、犬の自由を増やすだけでは足りません。体調や安全、周囲の来園者への配慮も同時に必要になります。
つまり、あのメリーゴーラウンドで犬が飼い主の膝に乗っていたのは、単なる特別サービスの一場面ではなかったのです。
犬と人が同じ時間を楽しむために、遊園地がいつもとは違う準備をした。その結果として生まれた光景でした。
次に西武園ゆうえんちのメリーゴーラウンドを目にしたら、少し思い出すかもしれません。
いつもの馬やライオンたちの間に、本物の犬が仲間入りした、2026年10月の3日間のことを。
参考資料・出典
-
[1] TVでた蔵|NHK総合「ニュース(関東甲信越)」2026年10月24日放送内容
放送日時12:10~12:15。西武園ゆうえんちで犬と一緒に楽しむ催しが行われ、メリーゴーラウンドに飼い主が犬を膝に乗せて乗車する様子が記録されています。NHK公式の映像ではなく、第三者による放送内容の記録です。
放送内容の記録を見る
確認日:2026年10月26日 -
[2] 西武園ゆうえんち公式|わんわん西武園ゆうえんち ~わんだふるハロウィン~
開催日、犬と同伴できる6種類のアトラクション、各イベント、料金、参加条件、わんわんトレインの運行情報など。
公式イベント案内を見る
確認日:2026年10月26日 -
[3] 西武園ゆうえんち公式|メリーゴーラウンド
通常のアトラクションの特徴、乗り物の種類、利用条件など。
公式アトラクション情報を見る
確認日:2026年10月26日
編集注:本記事は2026年10月24日のテレビ放送記録と施設の公式公開情報を基に構成しています。現地取材や実際の乗車体験に基づく記述ではありません。イベントはすでに終了しており、次回の開催内容や通常時の犬同伴利用を保証するものではありません。