西武線が、52席だけの夏レストランに。「52席の至福」2026年7~9月コースを秩父へ
池袋や西武新宿を出た列車で、秩父舞茸のパスタや武州豚のイタリア料理をゆっくり味わう約3時間。目的地へ急ぐのではなく、移り変わる車窓そのものを一皿ずつ楽しむ、西武線らしい夏の小旅行です。
3秒でわかる、今回の「至福」
毎日運行ではありません。期間中の土休日を中心とした設定日ごとに発着駅や運行内容が異なるため、予約時に公式運行カレンダーと最終旅行案内書をご確認ください。
SNS・乗車記で見つけたリアルな空気
2026年7~9月メニューそのものの一般乗車投稿はまだ蓄積途中ですが、過去の乗車記からは、料理だけでなく、赤じゅうたんのお出迎えや車窓、生演奏、沿線スタッフのお見送りまで含めて記憶に残る列車であることが伝わります。
運行・料金・予約の基本情報
| 名称 | 西武 旅するレストラン「52席の至福」 |
|---|---|
| 対象期間 | 2026年7月4日(土)~9月27日(日)の設定日 |
| ブランチ | 池袋11:02発または西武新宿10:40発 → 西武秩父13:57着/約2時間30分~3時間 |
| ディナー | 西武秩父発 → 池袋または西武新宿着/約2時間30分。発着時刻は運行日により異なります。 |
| 旅行代金 | ブランチ16,000円、ディナー19,000円(税込)。おとな・こども同額です。 |
| 代金に含むもの | 乗車チケット、西武線1日フリーきっぷ、コース料理、諸税、おみやげ |
| 最少催行人員 | 各コース20名 |
| 予約 | 公式予約サイトから事前申込・オンライン決済。通常は旅行日の11日前まで受付ですが、満席になる場合があります。 |
| 支払い | 予約時はクレジットカード、SEIBU Smile POINTに対応。車内の有料ドリンクはクレジットカード、各種電子マネー、SEIBU Smile POINTなどで精算します。 |
そもそも、なぜ「52席」なの?
名前の数字は、レストラン車両の定員
「52席」は語呂合わせではなく、列車に用意された客席数そのものです。西武4000系を改造した4両編成で、客室のほかに本格的なキッチン車両を組み込み、移動中にコース料理を提供できる構成になっています。
通常の通勤列車なら多くの人を効率よく運ぶところを、あえて座席を絞り、テーブルと食事の時間を広く取る。その“少なさ”が価値になっている列車です。全席指定で、西武鉄道主催の商品では原則として相席になりません。
2026年7~9月、車窓と味わうイタリア料理
監修は、麻布十番のイタリア料理店「ピアットスズキ」オーナーシェフで、2026年にイタリア料理協会会長へ就任した鈴木弥平シェフ。旬の食材を生かすイタリア料理に、秩父・練馬・埼玉の食材が重なります。
監修コースとは別に、「52席の至福」が季節の沿線食材を使った特別な一皿を用意する予定です。産地指定食材は、天候や供給状況によって別産地へ変更される場合があります。
聞き慣れない料理名を、乗る前に予習
プッタネスカビアンカ
本来はトマトベースのプッタネスカを、トマトソースなしの“白=ビアンカ”に仕立てたパスタ。秩父舞茸などのキノコが主役です。
インボルティーニ
イタリア語で「包む・巻く」を意味する料理。今回のブランチでは、オレガノでマリネした武州豚を巻き込んで仕上げます。
カンノーリ
筒状の生地にクリームを詰めるイタリア菓子。ディナーではリコッタクリームと秩父ブルーベリーソースを合わせます。
お酒ありなら、料理とのペアリングも
ソフトドリンク、コーヒー、紅茶などはフリードリンク。アルコール類は旅行代金に含まれず、車内で別途注文します。2026年7~9月期は、西武プリンスホテルズ&リゾーツのエグゼクティブシェフソムリエ・市村義章氏が選んだワインが用意されます。
| ワイン | 合わせたい料理 | 価格 |
|---|---|---|
| ガヴィ ホワイトレーベル | ブランチ・ディナーの前菜、パスタ | グラス1,500円/ボトル7,500円 |
| ピノ ノワール “イル トラルチェット” | ブランチの武州豚のインボルティーニ | グラス1,500円/ボトル7,500円 |
| ジグラット モンテファルコ ロッソ | ディナーの牛ほほ肉の赤ワイン煮込み | グラス1,500円/ボトル7,500円 |
アルコールを飲まない場合も、フリードリンクでコースを楽しめます。飲酒後に車や自転車を運転しない予定を組みましょう。
子連れで乗れる。でも「子ども向け列車」とは少し違う
小学生以下の子どもや乳幼児も参加できます。ただし、子ども料金や子ども用メニューはなく、座席を利用する参加者には大人と同じ旅行代金・コース料理が必要です。ブランチなら親子2人で32,000円、ディナーなら38,000円が基本になります。
約2時間30分~3時間をテーブル席で過ごすため、コース料理を楽しめる年齢か、長時間着席できるかを先に考えたいところ。車いす対応トイレと男性用トイレは1号車、パウダールームは2号車にありますが、飲食物の持ち込みはできません。
結論:子ども連れ不可ではありません。ただし、幼児向け設備やキッズメニューを目的にする列車ではなく、家族でコース料理を楽しむ記念日向きです。
行ったらいくらかかる?
ブランチコースで秩父へ向かう一例
- 10:10ごろ西武新宿駅へ到着。受付場所や乗車証を確認します。
- 10:40「52席の至福」が西武新宿駅を出発。
- 車内 約3時間前菜、パスタ、メイン、デザートを車窓とともに楽しみます。
- 13:57西武秩父駅へ到着。
- 14:10~16:30西武秩父駅前温泉 祭の湯や駅周辺を散策。入浴・買い物代は別途です。
- 夕方1日フリーきっぷで帰路へ。特急ラビューを利用する場合は別途特急券が必要です。
ブランチ16,000円+ワイン2杯3,000円+秩父での入浴・買い物1,500円程度=大人1人約20,500円。お酒なしで列車を中心に楽しむなら、基本の16,000円から考えられます。
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2026年夏が気になる3つの理由
運行開始10周年の記念イヤー
「52席の至福」は2026年4月に運行開始10周年。7~9月期は記念イヤー第2弾として展開されます。
沿線食材がコースの主役
秩父舞茸、武州豚、秩父味噌、練馬産野菜、秩父焙煎コーヒーなど、通過する街と料理がつながります。
鈴木弥平シェフが両コースを監修
ブランチとディナーの双方を鈴木シェフが担当。時間帯に合わせて、軽やかな豚料理と重厚な牛ほほ肉料理を楽しめます。
車窓が、料理の背景になる
公式情報や過去の乗車動画を見ると、車内は木の温かさと大きな窓が印象的です。池袋や西武新宿の街並みを離れ、飯能を越えて山の景色が近づいていく。その変化の途中で、秩父舞茸や武州豚の料理が運ばれてきます。
普通のレストランなら窓の外は同じ景色のままですが、この列車では、一皿ごとに背景が少しずつ変わります。駅員や沿線の人が列車へ手を振る様子に触れた乗車記もあり、食事と移動だけでは説明しきれない、ローカル線らしい温度があります。
こんな人におすすめ
- 誕生日や結婚記念日を、少し特別な場所で祝いたい人
- 西武線沿線の食材をコース料理で味わいたい人
- 親へのプレゼントや家族の節目旅行を探している人
- 電車とグルメの両方が好きな人
- 秩父観光を移動時間から楽しみたい人
- 夏の週末に、遠すぎない非日常を入れたい人
このニュースを575にしてみた
夏の窓
秩父を巻いて
豚ひと皿
池袋・西武新宿・西武秩父との相性
ブランチは都心側から秩父へ向かうため、初めての人にも一日の組み立てがわかりやすいコースです。西武秩父駅に着いた後は、駅前の「西武秩父駅前温泉 祭の湯」やおみやげ売り場へ立ち寄りやすく、西武線1日フリーきっぷを帰路にも使えます。
ディナーは逆方向。昼に秩父観光を楽しみ、夕方から列車そのものをレストランにして都心へ戻れます。観光後にさらに食事場所を探す必要がなく、帰り道がメインイベントになるのが面白いところです。
予約前に知っておきたいこと
- 公式商品には1名参加の設定がなく、基本は2名以上で申し込みます。
- 全席指定。西武鉄道主催商品では原則として相席になりません。
- 子ども料金・子ども用メニューはありません。
- 飲食物は車内へ持ち込めません。
- 苦手な食材によるメニュー変更は原則できません。
- アレルギーは必ず事前に公式案内を確認し、必要に応じて問い合わせましょう。
- 乗車7日前から旅行案内書などを確認でき、当日はスマートフォンで乗車証を表示します。
- 発着駅と時刻は設定日ごとに最終旅行案内書で再確認が必要です。
旅行開始日の10~8日前は20%、7~2日前は30%、前日は40%、当日は50%、旅行開始後または無連絡不参加は100%です。予定が変わりやすい場合は申込前に確認しておきましょう。
「52席の至福」2026年夏コースのQ&A
Q. 予約なしで当日に乗れますか?乗れません。通常列車の指定席券ではなく、コース料理を含む旅行商品として事前申込・決済が必要です。公式案内では旅行日の11日前まで申し込めますが、満席の場合は受付終了となります。
Q. 1人でも予約できますか?西武鉄道主催の商品には1名参加の設定がありません。一部の旅行会社が1名参加可能なツアーを販売する場合があるため、ひとり旅の場合は旅行会社の商品も確認してください。
Q. 雨の日も楽しめますか?列車内で食事を楽しむため、雨の日でも過ごしやすいおでかけです。ただし、天災や事故などで運行困難となった場合は中止されることがあります。秩父観光を組み合わせる場合は雨具も用意しましょう。
Q. ブランチとディナー、どちらがおすすめ?初めてなら、都心側から秩父へ向かい、到着後も観光できるブランチが組み立てやすいでしょう。秩父観光を先に楽しみ、ワインや夕景と一緒にゆっくり帰りたい人にはディナーが合います。
Q. アルコールを飲まなくても大丈夫?大丈夫です。ソフトドリンク、コーヒー、紅茶などはフリードリンク。ワインなどのアルコールは希望者が別料金で注文する仕組みです。
一言でいうと、このニュースは
駅から目的地へ向かう時間まで、週末の思い出にしてくれるレストラン列車です。
通い慣れた線路の先にも、まだ知らない旅の入口があります。夏の車窓、少し冷えたワイン、秩父舞茸の香り。大切な人との予定にしたくなったら、運行日と空席を早めに保存しておくのがよさそうです。
参照URL一覧
- 西武 旅するレストラン「52席の至福」公式サイト
- 公式|運行コース・料金・2026年7~9月運行カレンダー
- 公式|2026年7~9月期の料理メニュー
- 西武鉄道|2026年7~9月期メニュー決定のお知らせ
- 公式|予約・子連れ・食事・キャンセルのよくある質問
- 公式|デジタル乗車証と1日フリーきっぷの利用方法
- 「52席の至福」公式Instagram
- YouTube|ディナーコースと生演奏の乗車動画
- オレンジページnet|「52席の至福」乗車記
- フォートラベル|秩父観光とディナーコースの旅行記
記事内容は2026年7月16日時点で確認した公式情報を基準にしています。運行時刻、空席、提供食材、企画内容は変更される場合があります。予約前に必ず公式サイトと最終旅行案内書をご確認ください。
