西武立川駅は立川駅じゃない?約5〜6km離れた“もう一つの立川”
「西武立川」という駅名を初めて見たら、「JR立川駅の西武線版かな?」と思っても不思議ではありません。 ところが、西武立川駅とJR立川駅は徒歩乗換できるような位置関係ではなく、街の雰囲気もまったく別物です。 西武立川駅は西武拝島線の駅で、所在地は立川市西砂町。しかも南口を出るとすぐ昭島市との境界が迫ります。JR立川駅へ向かう場合は、拝島駅や玉川上水駅を経由するのが現実的です。
最終確認:2026年8月17日|西武鉄道・立川市・現在の乗換情報を確認
「京王八王子と八王子」のような徒歩乗換をイメージすると危険です。駅名の「立川」は所在地としては正しいものの、一般に「立川」と聞いて想像するJR立川駅前の繁華街とは別エリア。西武立川駅前は住宅地と生活施設が中心です。
点数ではなく、この場所の特徴を6方向の感覚で表しています。
交通の便利さ
JR立川駅とは離れており直接の乗換駅ではない
日常の買い物
南口周辺には住宅と日常の買い物環境がある
外食・カフェ
玉川上水の緑へ歩いてアクセスしやすい
子育て環境
西武拝島線で西武新宿方面とつながる
自然・散歩
立川市と昭島市の境界に近い独特の立地
地域のにぎわい
JR立川駅前のような繁華街ではない
なぜ「西武立川」なのに立川駅の近くではない?
まず押さえておきたいのは、「西武立川」という名前自体が間違っているわけではないことです。 西武鉄道の公式情報では、西武立川駅の住所は「東京都立川市西砂町1-21-2」。れっきとした立川市内の駅です。
ただし、立川市は東西に広く、西武立川駅があるのは市域のかなり西側。JR立川駅を中心とした市街地とは離れています。
西武立川駅がある場所は、もともと「立川駅前」とは別の地域だった
立川市の歴史資料では、1968年に西武拝島線の玉川上水駅〜拝島駅間が開通しています。西武立川駅も同年5月15日に開業しました。
さらに、この一帯は1963年まで旧砂川町だった地域です。つまり現在は同じ「立川市」でも、JR立川駅周辺とは街の成り立ちが違います。 駅名だけを見れば同じ「立川」でも、実際に降りると街の表情が違う理由はここにもあります。
西武立川駅とJR立川駅は、どれくらい離れている?
各種地図・乗換サービスでは両駅の距離表記に多少差がありますが、道路移動ではおおむね5〜6km級。 徒歩で気軽に移動する距離ではありません。実際、乗換検索では西武立川駅から立川駅へ、拝島駅または玉川上水駅を経由するルートが案内されます。
間違えて西武立川駅に来たら、立川駅へどう行く?
絶望する必要まではありません。鉄道で立川駅へ移動できます。ただし、西武立川駅からJR立川駅へ直接乗り入れる電車はありません。
分かりやすいのは「拝島経由」
西武拝島線で拝島駅まで行き、JR青梅線の立川方面へ乗り換えるルートです。乗換検索では条件によって20〜30分前後の経路が表示されます。待ち時間によって所要時間は変わるため、その場で最新の乗換案内を確認してください。
玉川上水から多摩モノレールという方法もある
反対方向へ進み、玉川上水駅で多摩モノレールに乗り換え、立川北駅または立川南駅へ向かうルートもあります。 JR立川駅周辺の北側へ向かうなら、目的地によってはこちらが分かりやすい場合もあります。
| 目的 | 考えやすいルート | ポイント |
|---|---|---|
| JR立川駅へ行きたい | 西武立川→拝島→JR立川 | 鉄道だけで分かりやすい |
| 立川駅北側へ行きたい | 西武立川→玉川上水→立川北 | 多摩モノレールを利用 |
| 徒歩で行く | 非推奨 | 気軽な駅間徒歩の距離ではない |
さらにややこしい。「昭島市寄り」は本当?
これはかなり本当です。 西武立川駅そのものは立川市ですが、立川市が定めた西武立川駅南口地区の資料でも、この場所は昭島市に隣接する地区と説明されています。
地域の自治会資料では、南口の複合開発によって「立川市と昭島市にまたがる」新しい街が形成されたとされています。 駅前を歩いていると、行政境界を意識せず立川市と昭島市を行き来するような位置関係です。
ekiripの既存調査でも、西武立川駅の所在地は立川市ながら、南口前のスーパーは昭島市側に位置することを確認しています。つまり体感としては「立川市の西端、ほぼ昭島」という表現がしっくりきます。
JR立川駅を想像して降りると、何が違う?
JR立川駅は中央線・青梅線・南武線などが集まる大きなターミナルで、駅前には大型商業施設や飲食店が密集しています。 一方、西武立川駅は地域住民の日常利用を支える性格が強く、住宅地、スーパー、玉川上水の緑といった風景が中心です。
| 西武立川駅 | JR立川駅 | |
|---|---|---|
| 鉄道 | 西武拝島線 | JR中央線・青梅線・南武線など |
| 街の印象 | 住宅地・生活圏 | 多摩地域有数の繁華街 |
| 位置 | 立川市西砂町・昭島市境に近い | 立川市中心部 |
| 相互乗換 | 徒歩乗換を前提とした駅ではない | |
実は西武立川は、独自の暮らしやすさで利用者が増えている
「立川駅から遠い」という一点だけを見るとネタ駅のようですが、地域の駅として見ると話は変わります。 ekiripの既存記事では、2007年度から2024年度にかけて西武立川駅の1日平均乗降人員が約59%増えたことを紹介しています。駅北口の開設や南口周辺の住宅・商業開発が進み、「暮らす駅」として存在感を増してきました。
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初めて西武立川駅へ行く前に覚えておきたい3つ
1.「立川待ち合わせ」は駅名を最後まで確認
「立川で集合」だけでは、西武立川駅を選ぶケースは通常想定されません。待ち合わせなら「JR立川駅」「西武立川駅」まで明記すると安心です。
2.昭和記念公園へ行くなら目的の入口を確認
「立川」という名前だけで西武立川駅を選ばず、利用したい入口と最寄駅を確認しましょう。国営昭和記念公園は非常に広く、目的地によって便利な駅が変わります。
3.間違えて降りても、拝島線でリカバリーできる
もしJR立川駅へ向かうつもりで西武立川駅に来てしまっても、拝島駅経由などで移動できます。焦って長距離を歩き始めず、まず乗換検索を開くのがおすすめです。
西武立川駅についてよくある質問
一言で言うと
名前だけでJR立川駅を想像すると驚きます。でも、そのギャップこそ西武立川の面白さです。 巨大ターミナルの立川とは違い、駅を出れば住宅地と日常の買い物、少し歩けば玉川上水の緑。 「思っていた立川じゃない」からこそ、立川市の広さと街の多様さが見えてきます。
